ｓｓ

病んでるぎんさんがいます

苦手な方はご注意ください

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がみとも「鳥野さん…帰して…」

ぎん「帰る？

どこに？」

おれを押し倒し覆いかぶさるようにおれの上にいる鳥野さんに帰してもらえるように伝える

がみとも「病院……救急隊…に…帰りたい…」

ぎん「どうして？

病院も

警察も

街も

どこにいても辛いことばっかやったやん」

がみとも「そ、それは最近そういう事が偶然続いただけで…」

ぎん「だめ

帰さない」

がみとも「どうして…」

ぎん「がみとも君を離したくない

笑ってる顔も

泣いてる顔も

楽しんでる顔も

苦しんでる顔も

俺だけに向けて

他の人にそんな顔見せないで」

がみとも「鳥野さん…」

ぎん「絶対に離さない…離さないから……」

がみとも「鳥野さん！！」

いつものように愛おしそうに見つめて頬を撫でてくれるのに

今にも泣き出しそうな悲し気な瞳に

手を伸ばしたいのに

抱き着きたいのに

手首に繋がれた枷がそれを許さない

もどかしい

すぐに届く場所にいるのに届かない

手も…

言葉も…

がみとも「ぎんさん……」

ぎん「俺が守るから…

逃げないで……」

から始まるヤンデレぎんさんとそんなぎんさんを助けたいがみとも君