テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
初めに
※時系列バラバラ
※口調迷子やキャラ崩壊あり
※色々迷子
それでも良ければ見て言ってくれると嬉しいです
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
珍しく日向たちと一緒に帰る帰り道
暗い夜道の中、 目の前に何やら人影があることに気づいた
それはその場から動かずただこちらをじっと見ている
いや、後ろを向いているのか……
それすらわからないほど月明かりの逆光が眩しかった
皆、怖気付いて前には進まない
だが私にはその顔がはっきりと見えていた
その人が誰なのかすぐにわかった
私は心底残念がった
もう少し、後少しだけ楽しみたかったのに
それももう叶わない
何故なら時間が来てしまったから
『まだここにいたい』
そう言うことは許されない
許されるわけがない
でも私は叫びたい帰りたくないとここにいたいと
唾と一緒に飲み込めたらどれだけ楽か
まあ悲しいことに飲み込めてしまったのだが…
向かいにいる人は一歩前に進み言う
「お時間です。ザネシア様」
日向たちはびくりと肩を上下させ驚いた
だが、それも一瞬にして終わり今度はキョトンとした顔で暗闇にいる人を見る
それもそのはずザネシアという人物はこの中にいないからである
目の前の人は何を言っているのか……
そんな状況の中、私は数歩前に進みながら答えた
『貴様はタイミングというものを知らんのか?』
「申し訳ありません。以後気をつけます」
『まあ良い。時間か?』
「はい。時間でございます」
『わかった』
そして振り向き言う
『お主らとの時間は今までにないほど有意義な時間だった』
『これからは私はいなかったものとして記憶してくれ』
手をサッと振れば日向たちはいつものように会話をし、その場を過ぎ去って行った
『またどこかで会えることを楽しみにしているよ』
その背中を見ながら、小さく微笑む
悲しみを目に浮かばせて
翌朝、目を覚ますが昨日のことを何一つ思い出せない
まるで昨日という日が存在していたのかも曖昧な、
何かしようとしたのに思い出せないあの不思議な現象みたいなモヤモヤした気分になった
いつも通り学校に行き、授業を終わらせいち早く体育館に着き、次々と体育館に入ってくる人を迎える
だんだん人が来て全員揃った数分後、監督と先生が入ってくる
その後ろに誰かが続いて来そうな感覚がそこにはあった
だが、当然誰も来ない
何故こんなことを思うのか、今日は不思議な日だ
そう思った
バレーをしている最中も上の空で先輩たちに心配された
休憩時間、珍しく一年だけで固まって休憩していた
これもわからない
普段ならそれぞれバラバラの場所で休憩したり先輩たちと騒いでいたのに
周りには先輩も誰もいない
本当に一年だけで固まっていた
まるでそうなる運命かのように感じた
不思議に思いながら俺はみんなの顔を見る
みんなも何やら虚な目をしていた
俺は視線を水筒の口に移し、じっと見て言う
「「いない………」」
その言葉が影山たちと被る
俺たちは目を見合わせる
その時、後ろから菅さんが話しかけてきた
「おーい、もう休憩終わってるぞー」
俺たちはハッとし、練習を再開した
その後部活に集中できなかったのは言うまでもない
部活が終わると俺たちは急いで帰る準備をし、体育館を出た
日「やっぱり俺たちなんか忘れてるよな?」
山「うん、でも思い出せない」
月「ていうか僕たち1年が揃いも揃ってこんなことになってるのになんで2、3年生はいつも通りな訳?」
山「確かにね。なんでだろう」
「うーん………」
「だめだ、昨日のことも思い出せないから何もわからない……」
影「………昨日」
「みんなと一緒に帰ってて…………」
「…………………わかんねぇ!!!」
日「今日もおんなじようにみんなで帰って見れば何か思い出すんじゃないか??」
月「日向にしてはいいこと言うじゃん」
日「俺にしてはってなんだよ!」
月「山口行くよ」
山「あ、待ってよツッキー」
日「無視すんな!!!」
影「ふっ」
日「鼻で笑うな!!」
そうして俺たちは一緒に帰ることにした