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沼と湖のある方角へ向かう。

材料集めのついでなので『農地』を作ろうと思った。水源が近い方がいいだろうし、そろそろ自給自足も視野に入れていかねば。


今日ほど青天ならば、良い畑が出来そうだ。



「ちょっと寄り道するよ、スコル」

「え、湖の方ですか?」

「うん、少し開発を進める。それから材料集めかなって」

「分かりました。何をするのか楽しみですっ」



ほのぼのとした森道を歩く。

モンスターの出現もあるだろうから、気を付けていかないとな。……よし、湖と沼の中間地点に来た。この辺りなら家からも、それほど遠くない。



まずは木を切り倒し、木材に変える。それから、そこへ『農地』を設置。畑を耕す。



「ゲイルチュールで邪魔な木を伐採する」

「了解です。わたしは周囲にあるラズベリーを確保してきますね」

「あまり遠くへ行くなよ」

「はぁ~い」



見える範囲にいるので大丈夫だろう。

俺はゲイルチュールを使い、サクサク作業を進めていく。ひたすら、木を木材に変えて、変えて、変えまくった。



木材×523 → 木材×2721



――こんなところか。


畑用の土地は確保した。

集中してやっていたので、距離も十分。徒歩1000歩分はある。幅も同じくらい。これだけ広々としていれば上等な畑が作れるだろう。



「うむ、完璧だな」

「わぁ、いつの間にか大地が耕されていますね。う~ん、この土の香り……エルフの国ボロディンを思い出しちゃいます」

「スコル。戻っていたのか」

「はい、こちらもラズベリーの収集を完了させました」



ラズベリー×31 → ラズベリー×94



大量だな。パンもある事だし、このラズベリーをそろそろジャムにしたりするのもアリかもしれない。絶対美味いぞ~。


「まだ準備段階だけど、これから畑もやろうと思う」

「いいですね! いろいろ育てましょう」

「もっと料理の幅も広まるだろうし、後は種とかだけどなぁ~」

「ボロディンへ行ければ“野菜の種”の入手は容易いですよ! ウチの国は、農地がたくさんあるのです」


へぇ、ボロディンはそういう場所なんだ。きっと、農業が盛ん何だろうな。ぜひ参考にしたい。船もある事だし、一度、エルフの国へ行くのもアリか……?


みんなと相談し、要検討だな。



木材とラズベリー、そして『農地』の開発は完了した。素晴らしいほど順調。次は『鉄』を作成したいのだが、まだ時間もあるから、急ぐ必要はない。


「スコル、少し休憩しようか」


島開発スキルの応用で、木材を使用し、簡易的な|椅子《ベンチ》を作った。我ながら、なかなか良い出来だ。


「おぉ、椅子があっと言う間に! ラスティさん凄い!」

「レディファーストだ。座ってくれ」

「は、はいっ」


丁寧にスカートを押さえ、スコルは自作のベンチへ座った。隣にお邪魔すると、なぜか緊張を露わにする。え……そんな頬を赤くしてモジモジされると、俺も意識しちゃうんだが。


……なんだろう、スコルのそういう仕草がたまらなくてドキドキする。……いかん、何か話題は……ああ、そうだ。



「エルフの国ボロディンって、どんなところなんだ?」

「ボロディン、ですか」

「ああ、俺は幼少の頃の記憶が曖昧でね。スコルとの思い出も覚えていない……だから、思い出したいんだ」


「では、昔の話からでいいですか」

「そうだな、詳しく教えてくれ」


「あれは――わたしが“聖女”と呼ばれ始め……『ユーモレスク宮殿』で住むようになってからでした」


まるで御伽噺を聞かせてくれるような口調で、スコルは語り始めた――。

無人島Lv.9999 無人島開発スキルで最強の島国を作り上げてスローライフ

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