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放課後の賑やかな教室に、いつものようにからぴちメンバーの声が響き渡っていた。今日は来週の企画会議に向けて、それぞれのアイデアを出し合う日だ。高校2年生になった彼らは、相変わらず騒がしくも仲睦まじい。
「今回の企画、もっとド派手に行こうぜ!」じゃっぴが黒板に大きく「爆弾企画」と書き込むと、シヴァが「また大がかりなこと考えてるな」と苦笑いした。
その中で、異変は静かに、しかし確実に起こっていた。
「あれ?なんか、体が縮んでる…?」ゆあんくんが自分の手のひらをじっと見つめ、困惑したような声を出す。その声に、隣にいたのあさんが振り返る。
「え、ゆあんくん、どうしたの…って、ちっちゃくなってる!?」のあさんの驚きの声に、一斉に視線が集まる。見る間にゆあんくんの体が縮んでいき、あっという間に小学3年生くらいの背丈になってしまった。着ていた制服はだぶだぶで、まるで大きな袋を被っているようだ。
「ゆあんくん!?」
騒然となる中、同じような声が続けて上がった。
「僕も…なんか、視線が低くなったような…」どぬが目をぱちくりさせながら呟くと、えとさんが慌てて駆け寄る。どぬもまた、幼い姿に変わっていた。
「うそでしょ、どぬも!?」
そして、ヒロくんも。 「わ、わ、俺も小さくなってるー!」ヒロくんが自分の短い腕をぶんぶん振ると、るなちゃんが「ヒロくん!」と心配そうに抱きしめる。
目の前で起こった信じられない光景に、一時、教室は静まり返った。
「な、なんだこれ…!?」なお兄が眼鏡を押し上げながら混乱したように言う。 「マジかよ、ファンタジーじゃん!」うりが目を丸くする。 もふくんが「えっと…これはどういう状況かな?」と冷静に分析しようとするが、状況が状況だけに思考が追いつかないようだ。
「どうしよう、みんなちっちゃくなっちゃった…!」たっつんが呆然と呟く。
小さくなった3人は、戸惑いながらも互いの顔を見合わせる。 どぬはえとさんの制服の裾をぎゅっと掴み、ヒロくんはるなちゃんの影に隠れるように寄り添い、ゆあんくんはのあさんの足元にちょこんと座り込んでいた。普段の高校生らしい堂々とした姿はどこにもなく、純粋な好奇心と少しの不安が入り混じった幼い表情を浮かべている。
「とりあえず、この子たちどうにかしないと!」のあさんが率先して動き出す。 「うん、まずは着替えを探してあげないとね」えとさんがどぬのぶかぶかの制服を見て眉を下げた。 るなちゃんは、ヒロくんの手をぎゅっと握り、「大丈夫だよ、ヒロくん」と優しく微笑む。
からぴち高校生組は、突然の事態に戸惑いつつも、目の前の小さな仲間たちを守ろうと動き始めた。じゃっぴが「よし、みんな!まずはこの3人を落ち着かせよう!」と声を張り上げ、残りのメンバーもそれぞれの役割を見つけて行動を開始する。
果たして、彼らは元の姿に戻れるのか?そして、この突如現れた「ショタ化」の謎を解き明かすことができるのだろうか…?からぴちメンバーの、波乱万丈な日々が幕を開けたばかりだった。