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目を覚ますと、視界は1面真っ暗。手は縄で縛られているようで解けそうにない。「誰かっ」目隠しされていて、周りが見えない。しばらくすると、足音が聞こえた。目隠しが外されるとそこには、笑みを浮かべたるいがいた。「え、なんで…」何も答えず静かに微笑んでいるるいが、ただ怖かった。そこから[ ]の生活が始まった。毎日、殴る蹴るなど暴力を振るわれた。その度にるいは「愛してるよ」と言ってくれた。だんだん痛みも感じなくなってきた。くりかえされる暴力と愛の言葉。るいにとってはこれが愛情表現なんだと理解した。この生活を始めてから1ヶ月はたったと思う。部屋の向こうからノックの音が聞こえてきた。