僕はウマヅラハギ。kunさんの50人krftに参加勢として参加している。最近はニート部の活動にも力を入れている。今日も23時からニート部の撮影がある。
🐎「ふー、、、今日も頑張るか、」
今日は自分のデバイスを見せる、という企画だ。他の人たちはパソコンを長らく使っているだろうし、良いものを使っているだろう。何がいいか知れるのはありがたい。
🐎「メンバーは、この、ひまじん、僕とヴェノム、紅茶か」
何気にこのメンバーで集まるのは珍しい気がする。あまりじっくり話したことがない人もいるから話せたらいいな。おっと、機材のチェックも忘れずに。
🐎「うん、多分大丈夫。撮影部屋行こ」
Discordの撮影部屋に入る。他の人は集まって…紅茶がいない?
🐎「お疲れ様です。紅茶はどうしたの?」
🎒「それが、連絡がなくて…。皆んな心配してたところ」
ひ「ウマヅラ、どうしたか知らんか?」
そういえば、今日は連絡が来ていない。いつもは撮影前にチャットしてるけど、今日はまだしてなかったな。
🐎「いや…わかんない。連絡きてないや。ちょっと確認してきます」
🃏「ありがと、助かるわ」
🐎「心配だな…とりあえずチャット送ってみよう…えーと」
“紅茶、撮影部屋来てないみたいだけど、大丈夫?”
…応答がない。おかしいな、パソコン触ってないのかな。
🐎「みんな心配してるし、電話かけちゃおうかな」
prrrr…
🐎「…出ないな、何してるんだろ」
prr…プツッ
🐎「あ、繋がった。紅茶、何してるの?皆んな心配してたけど」
☕️「う、、あ?うま、づら…?」
画面の向こうから苦しそうな声が聞こえた。息遣いも心なしか荒い。
🐎「紅茶!?やっと出た、、苦しそうだけど大丈夫?」
…大丈夫じゃなさそうな気もするけど。今どんな状態なんだろうか。ちゃんとベッドにいるのだろうか。
☕️「…だいじょ…ゲホッガハッッ‼︎!」
🐎「…ッ!?だ、大丈夫じゃないよね!?通話そのままにしといて!今からそっちに行くから!」
☕️「わ、わか、、った ゲホッ‼︎」
皆んなにも連絡しておかないと。僕も抜けるわけだし、心配してるだろうからな…。
in Discord撮影部屋
🐎「皆んなごめん!紅茶と連絡取れたんだけど、体調悪くてヤバそうだから紅茶の家行ってくる…!」
🎒「え!?大丈夫なの?撮影は気にしなくていいから行ってきな!」
🐎「ありがとう!また連絡する!」
ーー
タッタッタッ…
🐎「はあっはあっ…紅茶、紅茶!返事できる!?」
☕️…、コンコン
床を叩く音が聞こえた。とりあえず自分の声は聞こえているようだ。
…ん?床?すぐに返事が返ってきたから床と近くて、近いってことは、
🐎「紅茶、床で倒れてない!?…っ、もうちょっと待ってて!」
早く、はやく行かなければ。紅茶が…!
ーー
ガチャッ
🐎「ッはあ、ついた!紅茶!?どこ!紅茶!」
念のため会った時に合鍵をもらっておいてよかった。もし持ってなかったらと思うと何故か怖く感じた。
…コン
また床を叩く音が聞こえた。おそらく音がする方にいるだろう。
僕はすぐに音がする方に行った。
そこには、汗だくでうつ伏せてある男性がいた。夜空を映し出したような長い髪、すらりとした体躯。前に会った時よりさらに細くなっている。
🐎「…ご飯最近食べてる?無理が出たんじゃ…とりあえずベッドまで運ぶよ」
☕️「んっ…」
紅茶をお姫様抱っこで運ぶ。それなりに大きい男性とは思えないほどの軽さだった。
🐎「じゃあお粥作ってくるからキッチン借りてもいい?あと熱測れる?」
そう言って立ちあがろうとした。すると、服の裾あたりが突っ張った感覚が残った。目を向けると指の長い手が僕の手を掴んでいる。
☕️「いや、や…いかんといて…」
🐎「…一緒にいてほしいの?」
そう聞くと、
こくり、と一つ素直な頷きが返ってきた。こんなふうに頼まれたら、離れるなんてこと出来っこない。
🐎「わかったよ。眠れるまでそばにいるから」
そういうと、紅茶は安心したようにすぐに眠った。
🐎「…ほんとに心配したんだから。なんでか分からないけど、紅茶が危ないって知ってすごく怖かったんだよ。…このばか」
ーー朝
なにやら美味しそうな匂いで目が覚めた。寝てるのにいい匂いなんてするわけないのに。
🐎「そういえば…紅茶の家に来てたんだった。あのまま寝ちゃったのか…。」
隣の温もりはいつの間にか消えていた。時計を見ると、11時。ずいぶんと遅い時間に起きてしまった。
布団の温かさに名残惜しくなりつつ、リビングに足を運んだ。
🐎「紅茶、おはy…」
☕️「うまづらっ!!!!すまん!!」
🐎「うわっ!?」
部屋から出ると、すぐに紅茶が駆け寄ってきた。熱はなく回復してるみたいだけど
☕️「ほんまにすまん…」
🐎「なに?珍しくしおらしいじゃん」
☕️「そりゃあな…夜遅くに来て看病までしてもらって、それに皆んなに迷惑もかけとるし」
🐎「…ちょっと気負いすぎだよ。体調悪かったんだから仕方ないじゃん。みんなも気にしないでって言ってたし」
☕️「せやけど!」
🐎「せやけどじゃないって。こういうときはなんて言ったらいいのかな?京大生さん」
☕️「…ありがとうな」
🐎「…ふふ、どういたしまして」
そう言って、僕はつい、
本当につい、
紅茶の頭を撫でてしまった。
☕️「えっ…ウマヅラ?」
頭を撫でていた、と気づいたのは紅茶が戸惑ったように僕の名前を呼んだとき。
僕はやってしまった、と思った。友達相手に何をやっているんだ。
ごめんと言って手を退けようとしたら、紅茶が
☕️「やめんで、もっと」
と言って身体を寄せてきた。
なんだ、かわいいところもあるじゃないか。
🐎「いいよ、ほら、ソファ座ろ」
ーー
🐎「…最近何が悩みでもあるの?」
2人でソファに座ってゆっくりしてしばらくたった頃、僕はおもむろに紅茶に聞いた。
☕️「…なんで気づいてんねや」
図星だっだったらしい。
🐎「そりゃあ見るからに痩せてるし体調も崩してるじゃん。そんなに悩んでることなら一人で抱え込まない方がいいと思うけど」
🐎「話したくないなら話さなくていいよ。頭撫でてるから」
悩んでるなら話して欲しいとは思うが、話すかは紅茶自身に委ねるしかない。強要するのはもってのほか。
しかし紅茶が話したのは、意外なこと。
☕️「…気になる人がおってん」
🐎「…!そうなんだ」
紅茶の気になる人、と聞いて少しモヤっとした。大学の友達とこんな話をしても軽く相槌を打つだけだが。
☕️「…そいつはな、面白くて、優しくて、かわええし…」
☕️「なによりカッコええし、話してて安心するんや」
☕️「…気づいたらそいつのことをずっと考えててな、頭から離れんくなって」
☕️「…もっと一緒におりたい、俺を見てくれんかなっちゅう…」
🐎「なにそれベタ惚れじゃん笑。その人は紅茶のその気持ちに気づいてないんだ。勿体無い」
☕️「なんや勿体無いって笑」
☕️「でな、…そろそろ限界なんや。相手は俺の気持ちに気づいてへんやろし…俺が好きになってもええんかなって」
🐎「なんで自信なさげなのw紅茶はカッコいいし色気もあるんだからその気になれば上手くいく、なんてこともあるかもよ?」
☕️「じゃあそうしていいんか、?」
☕️「…こんだけ言っといて拒絶なんちゅうことされたら立ち直れへんで…」
🐎「…?どういう」
グイッ
腕を引っ張られて紅茶と鼻が当たりそうなくらい近い。
僕が聞き返すより早く、紅茶は言った。
☕️「…お前や、お前のことや…ウマヅラ。後戻りできんくらいにはな、お前のことが好きなんや」
☕️「ノリちゃうんやないかって思ったし、俺とお前とじゃ釣り合わないって考えもした。でももう、一人で抱え込んで体調崩すくらいには好きなんや」
☕️「…気持ち悪いって思うなら突き飛ばすなりなんなりしてくれな、伝えられただけで幸せやから」
🐎「そう、だったんだ…ごめん、気付いてあげられなくて」
☕️「まあ表に出してないつもりやったからな。…それにしても夜ウマヅラが来てくれた時は幻覚か思ってん笑」
🐎「…」
☕️「ウマヅラ…、」
☕️「ごめんな、気持ち悪いよな。でも今日はありがとな、一緒に居てくれて。疲れてんなら帰って休んでくれな」
そう言って紅茶は立ちあがろうとする。でも、このまま何も言わないと何か、何かが変わってしまう気がした。
🐎「紅茶、待って。今返事させて」
☕️「……!、おう」
そう言って紅茶は座り直した。
🐎「僕ね、人をあまりちゃんと好きになれたことがなくて、好きっていう感情がどんなものかも分からなくて」
🐎「…でも紅茶といる時は不思議と安心出来るんだよ。」
🐎「笑った顔をみるとドキッとするし、悲しそうな顔をみると辛くなるの…通話でも、僕が慰められたらいいのにって思ったことあるんだ」
🐎「…僕も紅茶と一緒にいれて幸せだって感じるんだよ。…でも、いつの間にかそれじゃ足りなくなっちゃった」
☕️「…」
🐎「紅茶、これが僕の気持ち。この気持ちは紅茶とおんなじだって思ってもいい…?」
☕️「…ッそんなこと聞かんでや…嬉しすぎて泣きそうや…」
僕は精一杯の笑顔で伝える。
🐎「僕も好きだよ。紅茶、大好き」
☕️「…〜ッうぅ…ひぐっ…グスッ」
🐎「もう〜泣かないでよ笑…紅茶も僕のこと好き?」
☕️「さっきいったやろ…おれも、すきやで、うまづらぁ…っ」
🐎「へへ、やっぱり照れちゃうな…笑でも、ありがとう。…紅茶、こっちおいで。ぎゅってしよ」
そう言って僕は手を広げた。
僕の身体に紅茶の身体が触れる。僕はその細い身体を抱きしめた。
☕️「ありがとな、」
🐎「僕もありがと」
ーー暫く経って…
🐎「あ、そういえば紅茶ご飯作ってくれてなかった?まだ食べてなかったよね」
☕️「!そうやったな…笑言われて気づいたわ」
🐎「ふふ笑あっため直して食べよっか」
☕️「そうやな。俺の特製ご飯、味わって食べてな?」
🐎「当たり前〜」
ーーーーーー
どうでしたか?主は小説を書いたのなんて初めてですが、皆さんに🐎☕️の尊さに気づいてほしくて衝動書きしちゃいました笑
単発でもいいのですが、続きが欲しい!という方がいればコメント・いいねで教えてください!
では、ありがとうございました!また次の機会にお会いしましょう!
(関西弁あんまりわからないので違う箇所があったらすみません)
コメント
2件
最高でございます もっとみたいです