阿部ちゃんを抱き上げてバスルームに運ぶ。
ぬるま湯のシャワーを一緒に浴びて、ベッドに戻ってそっと寝かせ、俺が上から見下ろす格好で見つめ合った。
弱々しい腕が首に回り、引き寄せてくる。阿部ちゃんからキス、それも初手から舌を入れてくる激しいやつで求められた。
💚「めめ、お願い…」
🖤「うん。中まで全部、綺麗に上書きしてあげるから」
💚「ん…」
息が触れる距離で囁いて頬を撫でた手に、阿部ちゃんは目を閉じてすり寄った。
💚「はぁ、あん…んっ」
🖤「すごい、熱い」
繋がった所が今にも溶けてしまいそうだ。涙の溜まった虚ろな目と呼吸が荒くずっと薄く開かれた唇、熱い身体。そんな状態で阿部ちゃんが俺を求めてきて、体調が悪いのにいっそ全てが官能的でさえある。
律動に合わせて阿部ちゃんは力なく揺れ、涙がぽろぽろこぼれる。それをいちいちキスで拭う。
目の前の愛しい人、あなたの全てが俺のものだとその身体に刻みたくて、余す所なく手と唇でなぞる。
🖤「阿部ちゃん、俺の阿部ちゃん」
💚「あ、ん…嬉しい…はぁっ」
熱い中に夢中になり、阿部ちゃんも繰り返し中で絶頂し、俺もそのうねり締まる中で何度も達して、それから飽きるほどキスをして舌を絡めた。
💚「めめ、好き…」
🖤「俺も、阿部ちゃんが好き」
汗だくになった阿部ちゃんを再びシャワーに運ぶ。
シャワー2回は身体に負担かと思ったけど、汗をかいたまま寝かせられない。
ふと先輩に胸を弄られていたのを思い出して、ボディソープで入念に洗ってやる。
バスルームには阿部ちゃんの掠れた甘い声がずっと響いて、あがって髪を乾かしている間にうつらうつらしてそのうち眠ってしまった。
翌朝。
体温計の表示は、36.7度。
💚「下がった!」
🖤「激しい運動が効いたのかな、阿部ちゃん大胆だったしたくさん汗かいたもんね」
💚「そう言うのやめてよ…」
でも、めめが来てくれて良かった。と呟く。
少し遅かったけど、途中で止められたのを不幸中の幸いと思うしかない。
💚「今更だけど、うつしてないか心配」
🖤「大丈夫だよ。もしうつってたら、阿部ちゃんが看病して?」
昨夜みたいに、そっちの方でもね?と笑うと、真っ赤になって『もう知らない』とそっぽを向かれてしまった。
ちょっと期待したけど、結局俺が体調を崩すことはなかった。
終
コメント
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密かにmichiruさんのモブあべ展開すごい好きですー😳 必ず守ってくれるめめがセットで🤭💓
もううちの阿部ちゃん色んな人に狙われすぎだろ笑笑