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僕は特別だった。
AUを管理する守護者の一家に生まれた。
“インク・サンズ”
僕の本当の名前。
「へへ、楽しんでるね!」
「んん?YO!インクじゃないか!」
「ようやく来たのか?インク。」
「遅かったね。何かあったの?」
僕の親友。
「あはは、まぁね。エラーと喧嘩しちゃって。」
「(その傷…痣。どう見ても、喧嘩の傷じゃない。)」
「そっか、インクも大変だよね。」
「日常茶飯事じゃないのか?」
…本当は…
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「おい!お前はもっと完璧にやれないのか?!」
「もっとちゃんとやりなさい!!」
痛い。
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「まぁ、そんなことは置いといて。早速始めようか!」
「(こいつ今、話を露骨にそらしたな。)」
〜1週間後〜
(コツ…コツ…ヒュゥゥゥ…グチャ)
「おい!大丈夫か!しっかりしろ!」
ああ、言葉にノイズがかかって…
〜???年後〜
「俺がなぜ今生きているのか、今思うと不思議だな。」
『俺がソウルを与えた。それだけだ。』
「でも耐えきれなかった。お前のバグに。俺たちのソウルは消えて、不死身になった。ケツイが完全に保たれていたからな。」
『少なくとも、俺はそう思わない。ソウルが消えた生命体は、絶対に消えないといけない。全てにおいて、全ての世界の法則だからだ。』
「別に、分からないならいいんじゃないか?」
『…そうか。俺は別に、お前に従うだけだ。』
〜????年後〜
「誰かになりたいと、思わないか。」
『急に何を言っている。俺たちは誰にもなれない。ソウルがないから。俺たちは誰でもない。』
「AUの守護者。それは俺達だろう。AUの血を、俺のインクに混ぜる。飲めば誰かに変われる。」
『そんなこと、できるわけがない。』
「試してみないと、分からないだろう。エラーは俺に従うだけだ。前にお前が言っていた。」
『そんなこと、言った覚えがないな。』
「なら俺は俺でやるだけだ。」
『ケッ、勝手にやっとけ。』