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今回は!
私が過去に投稿した青組の「まもりあい」のリメイクです!(この作品検索したらひとつしか無かったのでぜひ見て見てください、笑)
前はサブ垢で投稿していたのですが…。
どっちもこの時点であの作品知ってる方いるんかな…?
いたらぜひコメントお願いします、笑
サブ垢で投稿したものの閲覧数が、現在364人、いいね数が、235なので、これを超えることを目標に頑張ります、!
これいつ投稿しようかとずっと非公開だったやつなんですが、お友達が見たいと言ってくれたので公開させていただきます…!
では早速スタート!
わんく
nmnm
この言葉に見覚えのない方、
この作品が地雷の方はback推奨します!
水青
青さん病み表現〇です
side水
会社からの帰り。
薄暗い帰り道を歩く。
寄るところがあるから。
自分の家とは真逆の方向に足を伸ばす。
「…少し急ごっかな」
なるべく1人にしたくない。
1人にできない。
自分が…あの人が辛い時にそばにいられないなんて嫌だから。
そう思いながら動画では不仲なあの人の家へと足を伸ばす。
「まだ起きてるかな〜」
なんて、分かりきったことを呟きながら。
…着いた。
一応のため遠慮程度にインターホンを鳴らし、相手からの返事が来る前に家に入る。
鍵は閉まっていない。
一見無防備にも見える行為。
けど、その行動から必死に手を伸ばしていることが分かるから。
その手を掴んで、そのまま…、できることなら引っ張りあげてあげたいと思ってしまう。
ドアを開け、中に入った途端。
「ん、なんや、来たん?」
階段から降りてきた、いふくんが顔を覗かせる。
声が震えないように顔を少し顰めながら。
でもその顔に安堵の表情があることを見逃さない。
会社から退勤する少し前。
いふくんからL〇NEが来た。
「きょうあえる?」
色んな通知に混じって来た、その中でも一際質素な文章。
分かってるよ。
精一杯のSOSなんだよね。
不器用だなぁ、と思いながらもだからこそ助けてあげたくなっちゃう。
でもそれ全てを伝えるのは気恥しいから、気まずいから。
だから僕は今日も。
「まあね〜、いいじゃん、暇なんだしさ」
そう言って誤魔化す。
ほら、これが「正解」でしょ?
当たり障りなく。
警戒されないように。
「ふ〜ん、今日は?泊まるん?」
泊まって欲しい、なんて言えないから。
こうやって誘導してる。
いいよ、その誘導に乗ってあげる。
「うん、そうしよっかな〜」
靴を脱ぐために少し屈んでいふくんの顔が見えなくなると。
いふくんがほっとした表情になる。
見てなくてもわかるよ、それくらいさ。
靴を脱いで上がらせてもらう。
いつもならリビングにそのまま行くけど。
「さあさあ始まりました〜!いふくんのお部屋チェ〜ック!」
「え、ちょ、まっ、待てって、!」
おちゃらけながら、いふくんの部屋まで行く。
「ちょ、ちょっと待てって!」
焦りながらいふくんが階段をかけ上る。
そして僕が部屋に入る一歩手前で、ドアを背にして目の前に立ち塞がるいふくん。
こっから先は一時停止とでも言うように。
「しょうがないじゃん、こうでもしないと取り繕ってなんでもないような顔するでしょ」
目の下の酷いくまも。
少し充血してる目も。
誰も何も言わなかったら、SOSも出さずに、なんでもないかのように、過ごすでしょ?
気付かないふりなら誰でもできる。
でも…、その原因を見抜いて。
さらけ出して。
その上で肯定してあげないと。
ここまでしないと、助けてなんて言えないでしょ?
僕優しいからやってあげるよ。
だから拒まないで。
「ッ、それッ、は…。」
「オープン ザ ドア〜」
いふくんがたじろいだところで、すかさずドアを開ける。
いふくんの部屋は良くも悪くも予想通りで。
歌い手として使うパソコンやマイク。
その周辺には冷えピタと、栄養ドリンク数本。
それに混じって、瓶に入った錠剤の薬が、2本ほど。
多分市販のやつ。
そして…、ところどころ赤く染ったティッシュと、その横に置かれた、先端が茶色く染まったカッター。
「……、」
「ッぁ、ごめッ、」
沈黙が怖かったのか。
恐る恐るというようにいふくんが口を開いた。
「い〜よ、予想通りだったしね。」
「怒った、?」
顔色を伺うようにそう尋ねられる。
違うよ。全然違う。
「自分を責めてるだけ。」
「ッ、そっか、」
辛かったとき、そばにいてあげられなかった自分が嫌いなだけだよ。
活動休止。
メンバーが1人休むということはすなわち。
他メンバーの負担が増えるということで。
そりゃ僕だって今まで通りの業務はこなすけど。
あくまで、活動休止だからそんなに色々はできない。
ごめんね。
あえて口には出さず、心の中でそっとつぶやく。
「大丈夫、お前が戻るまで今の状態にしておくから。安心して戻ってこさせたるから。な、?」
「あれ、声、出てた?」
出してないつもりだったんだけどな。
「いや、出とらんよ、でも…、ほとけならそう言うやろ?笑」
「笑、なにそれ」
嬉しい。
けど。
それと同時に。
怖い。
今いるいふくんが……ふっ、と消えてしまいそうで。
いや、そうじゃない。
そんな綺麗なことじゃない。
いふくんが居なくなった時……僕自信が壊れてしまいそうで。
それくらい…、いふくんに依存してるのがわかるから。
「……ここに、おるよ。ほとけが、、そばにいるまでは。」
その声に、はっ、とする。
「ほんと、ずるいよね((ボソッ」
「ん、?ごめ、聞こえんかった」
『そばにいるまでは』って、いるに決まってんじゃん。
なんでそっち『は』離れないみたいな言い方するの。
僕だって離れられるわけないのに。
「、笑 また心読んだの〜?」
そう言って冗談で誤魔化そうとするのに。
「いや、今のは俺がそう言いたかっただけ。」
真正面からそんなこと言われちゃったらさ。
でもそれが嬉しくて。でも、少し悔しくて。
いふくんはいつも欲しい言葉をくれる。
「そんなん僕もだし、離れるわけないじゃん」
今更離れられるわけない。
悩みも、性格も、歌い手になる前に過ごしてきた時間だって、経験してきたことだって全然違う。
でも。
何となくわかる。
いふくんも…、僕も。
人を、必要以上に求めてしまう性格だから。
多分、出会った時からお互いわかってた。
だからね。
今して欲しいことだって、大体わかっちゃうんだよ?笑
「……というわけで!はい!」
思いっきり腕を開く。
「……」
一歩踏み出そうとして…、でも躊躇っているいふくん。
「いやこっち来てよ!」
そうつっこんでも、突っ立ったまま動かないから。
「も〜、しょうがないなぁ」
なんて言いながら僕の方からゆっくり抱きしめる。
そのまま、どちらともなくずるずると崩れ落ちるようにして、しゃがみ込んだまま抱き合う。
「……っ、しんどっ、い」
ここまでしてようやく触れられる、いふくんの脆い部分。
わかってるよ、よく言えたじゃん。
珍しく褒めてあげようかな、なんて考えながらも。
自分(いふくん)より、ひと周りもふた周りも小さい僕の肩に、顔を埋めるから。
なんも言わないよ。
わかってるからさ。
「でも……っ、活動休止は、っ、できん。」
「……そっか」
「今このタイミングで活動休止したら…、っ、リスナーが不安になるん、っ、わかるから。」
「…、そーかもね」
その原因になったのは…、紛れもなく、僕だ。
一気に二人も活休メンバーが現れたら。
『グループとして崩壊するのではないか。』
そう考える人がいることなんて目に見えている。
「ほとけが悪いんやない。怖気付いとる自分がダサいだけ」
「そんなことないよ」
そんなことない。
絶対に。
「でもっ、っ、」
少しずつ、肩に顔を埋めたところから水滴でシミができる。
「でもっ、だって……っ、」
それと同時に背中に手を回していたいふくんの手に力が籠る。
まぁ、痛くないからいいけどね。
「大丈夫、配信も、ツイートも、ショートだって、歌みただって上げてる。皆と歩幅を合わせて歩けてるよ、大丈夫。」
「ほんっ、ま、?」
ぐちゃぐちゃの顔のまま、ゆっくり顔を上げるいふくん。
「ようやく目線合ったじゃん、笑」
今日ずっと下を向いているような、そんな顔していたいふくんと目線があっただけで。
それだけで、大丈夫だなって思える。
そのまま僕らは抱き合って。
まるで、、、そうだな。
この世界から相手を守り続けるシールドみたいにして。
『まもりあっていた。』
まもりあい Fin――――。
コメント
6件
うぅ…感動する😭 水青って最高だね…青くんが辛いときは水くんが支えてるし、水くんが辛いときは青くんが支えてるし、これこそ『まもりあい』か…天才過ぎるんだけどむるる…