第四話
ーしんどうじー
みんなと合流して居酒屋へ向かうまでの間、ぷっちーはずっと俺に話しかけてきた
P「そこでいむがさーー、」
S「ええー、それ本当?w」
涼しい顔で会話をしているが本当は今すぐぷっちーから離れたい、、、ぷっちー相手に若干卑猥なことを考えてしまう自分が理性と本能の境目で揺れている。早く居酒屋つかないかなー、食べたり飲んだりしたらこれも落ち着くと思うし、、、
A「着いたー」
H「皆なんにする?」
P「俺生ー」
A「ああもー」
S「俺はハイボールで、、、」
H「オッケー、すいませーん!」
早く早く早く、、、もう限界なんだけど⁉︎注文をするお嬢を見ながらそんなことを考えていると
P「どうしたの?しんどうじさん、渋い顔しちゃって」
小悪魔的笑みを浮かべたぷっちーが話しかけてくる、お願いだから今は近づいてこないで、、、!
A「大丈夫、しんちゃん?」
S「う゛ーーん、、、俺トイレ行ってくるね」
一刻も早く此処から離れたかった俺は席を立ち足速にトイレへ行った
バタン
S「あ゛〜、此処はまだマシかも、、、」
どうしよう、、、戻ってもなーまだ飲み物来てないだろうし
S「うーん」
うんうんと唸っているうちに5分10分と経過していく、、、
S「流石に、、、戻んないと、、、」
席に戻るとちょうど飲み物が運ばれたたらこだった
S「お!しんちゃんナイスタイミング〜」
席につき、全員が飲み物を手に取る
H「じゃ、初のリアル飲み会に祝して」
「カンパーイ!」
みんなのグラスがカチャカチャと音を立ててぶつかり合う、、、 ガラスに入った黄金色の液体を一気に体へと流し込むと、いくらかましになった。これなら行けるかなー
なんて思っていたのに、、、
H「しんどうじさん、めっちゃ飲むね、、、」
A「吐いても知らないよ〜しんちゃん」
しょうがないじゃん!ずっと飲んでないと本能のまま動いちゃいそうなんだから、、、
でも流石に、、、ずっとアルコールは、、、きつ、、、、い
S「あ゛ーー」
P「えー、ちょ!しんどうじさん?ダウンしちゃうの〜」
ここで俺の意識は途絶えた
ーぷちぷちー
P「おーい、しんどうじさーん」
ユサユサとしんどうじさんを揺すっているけど、、、全く起きる気配がない!しんどうじさんがダウンしてから小一時間経過して、そろそろお開きにしようかとなった所だった
A「どお、ぷっちー?しんちゃん起きそ?」
P「いや、全然」
H「置いて帰る?」
A「ありだね」
P「いやいやいや!」
H「もー、めんどくさいからぷっちー泊めてあげなよ」
P「え!?俺?」
A「ナイスアイデアひなこちゃん!って事でよろしくー」
P「まあ、いいけど、、、」
あおいちゃん、ひなこちゃんと別れタクシーに乗り込む
P「〇〇区 ⬜︎-△△-☆☆ までお願いします」
「かしこまりました」
車が発進する、コンビニや公園、人のいない静かな道がどんどん後ろへと流れていく、移り行く景色を見ながら家に着くのを待った。
P「ありがとうございました」
しんどうじさんを担ぎながら、タクシーを降りる。エレベーターを待つ間もしんどうじさんが起きる気配がはなかった。どうにかこうにか鍵を開け、しんどうじさんをソファへ投げる
P「重い!」
S「ゔっ、、、」
P「今お目覚め?しんどうじさん?」
揶揄うように声をかけても、反応せずに俺の方をじっと見ている、、、
P「し、、、しんどうじさん?」
そう再度声をかけたところで、俺の顔は強引にしんどうじさんの方へと寄せられた
チュッ、、、
コメント
6件
この2人話し方が可愛いな、、愛おしい
ぷっちーの言葉全てがかわいく感じる