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体育館に響く卒業生の言葉。そう、私の教え子たちは今日卒業する─。
今日までの1年間。今までの思い出を反芻していく。本当に卒業しちゃうんだ─と実感が強まっていく。
みんな凛々しく、あの時の面影も感じつつ成長を改めて感じた。
式が終わりを告げた。最後のホームルームに、もうこの教室に集まることもないと思うとだんだん寂しさがこみ上げてくる。
「最後のホームルーム、良く頑張りましたね─」
涙をこらえて言葉をひねり出す。脳内で言うことは決まっていても実際に口に出すとなると小っ恥ずかしくて、寂しくて。
「─これから皆さんはもっと、自分の道へと進んでいくと思います。どうか、ここで学んだことは心の片隅にでも置いてもらいたいです。きっと役に立つこともあると思います。あと私が嬉しい…なんて。」
涙で視界が歪んでいく。
「最後…だからみんなに手紙を書いてきました。1番から取りに来、てね…」
袖で涙を拭い、紙袋から手紙を取り出す。
1人ずつ丁寧に手渡していった。
「…」
みんなの顔を一望する。涙を流したり、必死で読んでくれていたり…嬉しかった。でもどこか勇ましく、大人への近付きを感じる。
私がこんなに泣いてちゃ駄目だ、と襟を正す。
本当に最後。
私達は校庭へと足を踏み込んだ。
「先生、佳奈先生、!」
学級委員の子の声がした。どうそたのかと振り向くとそこには控えめながらも凛として美しい花束が握られていた。
「…これ、みんなで、、わ、私たちからの気持ちです。あと…」
そう言って寄せ書きを渡してくれた。なんて良い子たちなんだろうと涙が自然にあふれる。
「嬉しいっ、ありがとう…」
精一杯微笑んだみんなも嬉しそうな顔をしているようだ。
「最後に一言、良いかな?」
そう言って一息。
そういう私が泣いてたら駄目だ。
太陽の下で私たちの笑顔と涙が輝く。
胸元に光る校章を最後にみんなはとびっきりの笑顔でこの場所を後にした。
終__
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小説コンテスト参加失礼しました!
期限延ばして頂いて申し訳ない…楽しんで読んで頂けたら幸いです!
なんとなーく感動的になってれば嬉しいです…
しろもちちゃん、これからも頑張ってください!陰ながら応援しております!!
ここまでの閲覧感謝です、
醤油ラーメン☆
コメント
6件
素敵…!! 参加ありがとうございました!! これからも頑張ります!私も陰ながらに応援しています!
語彙力神カエサル…(?)
待って卒業式思い出して普通に泣きそうになった(((( いいなぁ…うん…(´・ω・`)… なんか続く気しないから一回読み切りにしてみるか(