補足
ジャンヌが体現したとされる、幻視・幻聴がなんであったのか。
後世の専門家・研究者は、重度の、または統合失調症による、幻覚障害ではないかと提唱した。
だが、この説は近年、否定的に見られている。現在においても、彼女のこの現象について、理論的な説明はつけられていない。
最後に、ジャンヌが投獄された牢の看守が残したとされる、一文を紹介する。
「牢内で彼女はずっと、誰かと話しているようだった」
引用:重奏オルレアン
原作:重奏オルレアン
詩・曲:じょるじん
絵・動画:ぽりお
あとがき
今回も、暗黒童話唄シリーズを書かせて頂きました。
今作・重奏オルレアンは、正直を言うと、書くのが前作と比べて、より難易度が高いものだと感じました。
前作である「鉄の処女と夢見がちなお姫さま」とは、また違う難しさで、今作「重奏オルレアン」は、主人公が二重人格であること・ナレーションとの混合があり、表現することが容易ではなかったからだと考えます。
前作同様、原曲の狂気さを活かせるような仕上がりに、近づけるように書きました。
お楽しみ頂けたなら、とても嬉しく思います。
うらぁー!







