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「なんかあいつだけ浮いてね?笑」
「それなw昔から見てきたけどあいつだけ成長してねーよな笑」
「あいつはビビバスの足枷になってるよな笑」
「笑笑笑笑笑笑」
……めて
やめろ…
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、」
「夢、?」
「足枷、…か。」
オレは知っている、何事も「才能」なんだってことを。最初はそうは思わなかった。才能がなくても、人一倍努力すればきっと報われる、才能がある人達と肩を並べられる。そう信じてた。そう信じて、もがいて、死ぬほど練習して、頑張ってきた。だけど、そうはいかなかった。寝る時間を惜しんで、血の味がするほど練習しても周りから浴びせられるのは罵声のみ。「足でまとい」「足枷」「邪魔」もう聞き慣れた。でも、もう疲れたんだ。オレは足枷だから、邪魔だから、だから、消えるべきだ。きっとそれが正しい。そうすれば皆も、あの伝説の夜を超えることが、出来るだろう。
夜中。
夜は1番嫌いだ。寝れば変な夢を見るし、起きててもやる事がない。それになんだか、皆に置いていかれるような気がする。だから、嫌いだ。
ドンドンバシャン、
『ーーーーー!!ーー、、、』
うるせぇ、うるせぇうるせぇうるせぇ!
「チッ、何なんだよ、こんな夜中にギャーギャーギャーギャーうるせぇんだよ!」
コンコン
「おい、絵名!」
「うるせぇよ!」
「は?何?あんたもバカにしに来たの?」
「あ?何言ってんだよ?」
「あんたはいいわよね、歌って楽しんで、」
「なんでよ…?なんでなのよ!!」
「何であんたは、才能がないのに!!そんなに楽しくやって行けるわけ!?」
「才能なんてないのに!!!」
「何で私だけが苦しまなきゃ行けないわけ!?」
「……、楽しいと思うか?」
「は?」
「オレが、歌を楽しくやってると思うか??」
「毎日毎日!足枷だの足でまといだの邪魔だの言われて、楽しくやっていけてると思うか!?」
「ちょっと!落ち着きなさいよ!?」
「うるせぇうるせぇうるせぇ!!お前に何がわかる?俺の気持ちの何がわかる!?」
「何なんだよ!!どいつもこいつも!!」
「ふざけんなよ!!!!」
「あ、きと?彰人!!やめて!!!」
「落ち着いて!!!」
ガチャン、パリン
「彰人!!落ち着い…」
「あ?黙れ!!」
パシン!!
「うっ!」
「痛っい!」
「いい加減にしなさいよ!!!」
「もういい!!出てって!!」
「早く私の部屋から…出てって!!!」
「あぁ、部屋どころかこの家を出てってやるよ。」
「好きにしなさい!!もうあんたなんか、大っ嫌い!!!」
「ああ、そうかよ」
バタン
「ポロポロポロポロ」
「なんなの!?彰人のやつ、!!」
「はぁ、はぁ、はぁ!」
自分が何をやっているのか、何を喋っているのか、もうよく分からなかった。ただ早く、消えたかった。
オレはスマホを持って家を出た。
見ていただきありがとうございました🙇🏻♀️🙇🏻♀️
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