向井side
なんでかわからんけどめめが家に来て入り浸っとる。超嬉しいんやけど。もう一緒に住んでもええで?いつでも受け入れる準備は出来とる、今はまだ出来とらんけど。なんやったら俺の名字あげる。あでもそしたら”めめ”とちゃうくて”むむ”になってまう、なんかアホっぽいからあかんな…ってそんなことはどうでもええんよ。昼の11時に来て今夜の1時。もう半日以上家おるけどそんな居心地ええか?やっぱ一緒に住むしか
『康二~』
「…」
『…康二、?おーい聞いてる?』
「、?!んえ、ごめんなんも聞いとらんかった…」
『いやまだ名前呼んだだけだけど笑』
「なんやそれ、カップルみたいなことするやん笑笑」
『違えし笑 明日も早いよなって思って。そろそろ…』
「送ってこか?」
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阿部side
【…わかんないな、んーどうしよ】
「どないしたん?」
珍しい。俺が頭をひねってる時大体”俺じゃそんなんわかれへんわ~”とか言って最初から諦めてる康二が今日は自ら話しかけてきた。明日雨どころか吹雪になるんじゃない?
【んや、なんかふっかがこの髪型どうすんのーって聞いてきたんだけど】
「…阿部ちゃんほんまふっかさんのこと好きやなぁ」
【…は、?別に好きじゃないし。てかそんな話今してないじゃん】
なんでこんなとこだけ鋭いんだよ。それとも顔とか態度で好きが駄々漏れてる?いや俺その辺は気を付けてる筈なんだけどな
「顔見たらわかるわ、首捻っとる割に楽しそうやったもん」
ビンゴ、顔に全部出てたらしい。よりにもよって康二に見破られるのは苦しい。てか普通に悔しい。まあ良いんだけどさ、俺も康二の好きな人知ってるし。
【…最近めめとはどうなの?】
「どうもこうもなんも変われへんよ、付かず離れずやぁ…」
ふぅん、なら1つだけ康二に教えてあげようかな。めめ鈍感だから絶対何しても気付かないだろうし、絶対その気持ちを率直に言える術を教えてあげようじゃないか。まあ俺はやったことないからほんとに効果あるかどうかは立証してないけど。
【あのさ、康二】
「んー?」
【そういう時はね、めめに…】
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向井side
「送ってこか?」
お酒飲んどらんでよかったわぁ、めめ送っていけんくなるとこやった。危ないあぶない…。あ、めめ立ち上がった。なんか荷物纏めとる、帰るんやもんなそりゃそうや。
やっぱ、帰しとうない。今日だけでもええから、ほんの少しでええからまだここに居ってほしい。あの強がった言葉とは相反する考えが脳裏を過る。迷っとるくらいなら言ってしまわな、めめには絶対伝わらん。ほんまは送りたくない、やっぱり
「…一緒に、居ろうや」
『……え、』
真夜中の2時、彼を抱き寄せてそう口に出した。この驚いたような顔を知っているのは俺だけやと思うと気分がよかった。これで関係切れたり距離置かれたりしたらそれはそれでええか、でも願うなら。願っても良いのなら、どうか俺に大事にされて。名前のつけようがない、この関係を彼はどう呼ぶつもりなのだろうか。ふと、顔を上げた彼と目が合う。そして口を開いて
『…康二、俺さぁ______』
Fin.
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あとがき
すっげえ駄文続きのつまらん文章をここまで読んでくださった方いらっしゃいましたらほんとにありがとうございました
なんか未消化な終わり方ですねぇ…っておもったんで アフターストーリー的なのも考えてます。気が向いたときに筆が乗れば書こうと思うんで増えてたらそういうやつだと思ってくださいな
これからも勝手に思い付いたことをテキトーにしたためていくのでそこんとこお願いします
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