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待ってました!ゆっくりと読ませて頂きます!これからも頑張ってください
「私は悪い子なんだぁ」
「え?」
真白は哀しそうに顔を歪ませた。声も震えていたし、瞳も潤んでいた。今にも泣きそうな真白に、僕はどうとも言えない気持ちになった。寂しそうに、哀しそうに笑う真白。本当は今にも泣きだしたいだろうに、僕のことを考えて泣けないでいる。
「真白…我慢しなくていいんだよ」
僕は思ったことをそのまま言った。真白は我慢なんてしなくていい。真白は…もう残された時間を身勝手に、自分勝手に生きてほしい。けど真白は…
「我慢なんてしてないよ…」
そう言うよな…分かってた。けど、僕はそんなふうには思えない。
「我慢してるよ」
真白は我慢してる。我慢してない?だったらなんで…
「そんなきつそうに耐えた顔してるんだよ…」