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翌日
りゅうきは後悔していた。
めちゃくちゃ後悔していた。
ー昨日ー
好きな人が近いけん
とか言ってしまった。
何をしてるんだ。
俺は。
そして。
最悪なことに。
廊下で 会った。
「おはよう」
たくとだった。
笑顔だった。
いつもより。
明らかに。
笑顔だった。
りゅうき
(終わった)
「お、おはようございます」
すると。
たくとが少し首を傾げる。
「あ、また敬語笑」
近づいてくる。
りゅうき
(来るな)
たくと
(近づく)
「りゅうき」
「な、なに」
「昨日の続きなんだけど」
朝から!?
え、朝から!?
りゅうきの顔が真っ赤になる。
「ちょっ」
「俺、結構嬉しかった」
やめて。
「だから」
たくとは少し笑った。
「期待することにした」
りゅうき
「っっっ!!」
完全にオーバーキル。
そのまま去っていくたくと。
残されたりゅうき。
友達
「大丈夫?」
りゅうき
「無理」
昼休み
トム
「で?」
りゅうき
「死ぬ」
「生きろ」
「無理」
トムは笑いを堪えていた。
「なんか先輩が変なんよ」
「そらそうやろ」
「距離近い!」
「そらそうやろ」
「笑うし!」
「元からやろ」
「違うんよ!!」
違った。
前のたくとは。
優しかった。
でも今のたくとは。
明らかに。
来る。
こっちに。
一直線に。
放課後
生徒会室。
「失礼します」
りゅうき。
本当は来るつもりじゃなかった。
でも。
会いたかった。
だから来てしまった。
すると。
たくとが顔を上げる。
その瞬間。
柔らかく笑う。
副会長・書記
(来たんだ笑)
「来たんだ」
「う、うん」
「嬉しい」
りゅうき
「っ」
たくと
「会いたかったから」
りゅうき
「先輩!!」
生徒会室静止。
副会長
(今なんて?)
書記
(あ、会いたかった?)
副会長・書記
(あの会長が?!)
たくとは首を傾げる。
「言っちゃだめだった?」
「だ、だめやないけど!」
「よかった」
全然分かってない。
天然タラシだった。
でも。
たくとはもう決めていた。
逃がさない。
いや。
違う。
追い詰めない。
でも。
ちゃんと伝える。
好きだって。
何度でも。
りゅうきが自分の気持ちを認められるまで。
そしてその日の帰り。
トムはりゅうきの話を聞き終えて、
「それもう先輩告白の準備しとるやん」
と言い、
りゅうきは机に突っ伏した。
「無理ぃぃぃ……」
でも胸の奥では。
少しだけ。
本当に少しだけ。
嬉しかった。
好きな人が。
自分を見てくれていることが
コメント
1件
おお、第7話…ついに動いたね! りゅうきの後悔から始まる朝のシーン、もうドキドキが止まらなかったよ。「期待することにした」ってたくとが言った瞬間、思わず声が出た。あの天然タラシっぷり、読んでるこっちまで照れるわ。トムの冷静ツッコミも好き。「それもう先輩告白の準備しとるやん」にりゅうきが突っ伏すところ、最高だった。最後の「少しだけ嬉しかった」に全部持っていかれた。このじれったい距離感、本当にいいね!
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