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どれだけ歩いただろう…






「はぁ〜もう疲れたよぉ〜」

「そうだね…」




広いあの草原から少し歩くと大きな真っ白の建物が視界に入ってきた。




「ほら、着いたよ。」



「うわぁ〜?!なにここ?!?!」




異世界だから現実味など無いが、何の変哲もないただの四角い建物。



草原の中に建っているからか、違和感がすごい…



どこから入るかも分からないような作りで、

まるでオブジェみたいで…





「さ、中行くよ。 」

本当に建物内に入れるの…?



するとサクラは建物の壁に手を触れた。



「結依、これ入れる訳無くない〜?」

「いやぁ、ど、どうだろうね…はは…」



湊がコソコソと横から話しかけてくるが、結依は愛想笑いでただサクラを眺めていた。




すると、手の触れた所から扉のような形が浮き上がり、ゆっくりと開いた。



「え、開いた。」

「開いちゃった、ね、…すごい…」



2人は呆然としている。

「何、どうしたの…」


サクラが首を傾げながら二人に問いかけた。


「あっ、いや、ごめん…!」

「結依、行くぞぉ〜」

「ああ待って…!」



そして少女達は建物の中へと吸い込まれる。


















微笑み の 詠い方 。

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