テラーノベル
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「君さぁ、僕の事好き過ぎでしょ」
ニヤニヤ笑いながら伸し掛るペンギンに視線を向けて見る。
視線がぶつかればペンギンもまた目を細めて「知らん、勘違いだろ」とか言いながら下りるのをやめることは無い。
「あのさあ、重いんだけど?」
「……嘘だな。照れ隠しだろ」
──なんだ、バレてんの。
ポリポリと頬を掻きながら視線は泳ぐ、するとそのままよじよじとお腹を登り顔を近付けてきた。
つんつんと嘴が鼻を小突く、普通に尖ってるから痛い。
「何すんのさペンギン」
「お前が今求めてることしてやろうと思ってな」
ニヤニヤと視線を細めている様でするりと脇腹を撫でられる。
「うひゃあ!?何すんのっ」
「スキンシップしたいんだろーってな」
「〜〜っ、そういうことじゃないから」
愉しそうにしてくるペンギンの顔を掴み嘴に有る鼻にちゅっと口付ける。
目の前の相手は真っ黒な顔が心做しか赤く染っていくようで、そんな様子がなんだか可笑しくある。
「ふは……っ、仕掛けてきたのそっちじゃん」
「よ、予想外だったんだ」
アワアワするペンギンが嬉しくてもう一度鼻にキスしようとすると手が制止してきた。
コツンコツンと嘴で額を続かれれば僕は「痛いってば」とはにかみながら言うのだ。
───ちなみにこれは家ではなく会社での事で、シャチがキレ散らかしながら僕からペンギンを剥がそうとしてくるのだった。
#Prott
もずく
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コメント
1件
うわあ、もう冒頭からペンギンの図々しさが可愛すぎてにやけちゃいました……!「重いんだけど?」に対する「照れ隠しだろ」の返し、完全にバレてる主人公の反応もツボです。嘴でつんつんしたり小突き合ったり、ふたりの距離感が絶妙で、見てるこっちまで顔が緩んじゃう。最後のシャチの乱入で一気に世界が広がった感じがして、続きがすごく気になります!