それから、俺は医務室へと向かった
ロボロが心配で……
エミさんは、先にゾムを何とかしてから向かう、と言っていた
シャオロンは自室に戻ると言い、大先生はタバコを吸うと、喫煙所へと向かっていった
医務室へいけば、ちょうど、ぺ神が居たところだった
tn「ぺ神……体調は大丈夫なんか?」
sn「あぁ、トントン。
体調は問題ないから大丈夫。それに無理してでも助けないといけないからね」
tn「そっか……」
sn「今、手術が終わって、ロボロはそこで横になっているよ。
俺は今からグルッペンに報告しに行かんとあかんから。行ってくるね」
tn「あぁ……気を付けてな」
急いで走っていくぺ神を見送って、俺は医務室のなかに入る
ツンとはなの奥を刺激される薬の臭い
毎度毎度慣れない……
どこか不気味な雰囲気をもつ医務室のひとつのベッドに、ロボロは眠っていた
tn「ロボロ……」
眠っているロボロに声をかける
が…もちろんのこと返答はなかった
服の間から見える包帯
とても痛々しくて、無理に見れるものじゃなかった
誰に…やられたんやろ
tn「ん…?これは……….」
俺は、ベッドのそばにおいてある棚の上に置かれている紙を見つける
それは、カルテのようなものだった
ぺ神の忘れ物かもしれない
読まずにそのままにしておこうかと思うと、ひとつの単語が俺の目に浮かぶ
『臓器がいくつかダメになった』
tn「これはッ!」
なんで…
じゃぁロボロは?
死ぬんか?
rb「う”…..助けッ!」
tn「ロボロッ!?」
なんだ…夢を見ているのか
悪夢を見ているのか、ロボロは顔をしかめている
苦しそうに汗も少しかいている
rb「何があったんだよ…ロボロ」
俺は、ロボロの手をそっと握った
ピクッと少しばかり反応したことからやはり意識はあるのだろう
syp「ビクッ((震))トントンさん……」
tn「あ、ショッピくん…ごめん。出てくわ」
ロボロの手を離して俺はその場から離れようとする
が…ショッピくんは俺を呼んだ
syp「トントンさんッ…ですよね?」
tn「そうだが……?」
syp「そっか…….よかった」
tn「なにが?」
syp「俺が怖かったのは、トントンさんの後ろにいた何かなんですッ……今は見えないけど」
tn「俺の後ろに何か見えるのか?」
syp「今は見えないっすけど…だから話しかけたんっす。
あの日と会議の時には何かいました……」
tn「そっか……俺が何かいったみたいやけどすまんかったな」
俺はそう言って頭を下げる
怖がらせてしまって申し訳ない
仲間やのに…
syp「エエねんッ…怖がった俺も悪い
…唐突に質問、エエ?」
tn「構わへんよ」
ショッピは無言でうなずき、こちらに向かって歩いてくる
思わず椅子を引っ張ってき、そこに二人で座った
syp「あの質問…あ、なぜ、機械のことを聞いてきたんですか?」
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