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#創作
バガラジー
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#女主人公
成瀬りん
19,077
フレンに話を聞き、今のところ分かったことは
ここが中央にある王国(ドリュアス王国)の辺境の村、
ガレーネだということ。このガレーネでは魔物が頻繁に出るため、村に訪れる人も少なく、村を出ていく人の方が多いそうだ。先月も二人出ていったとか…
フレン:「この辺りについてはこんなところだろうよ」
李誦:「この辺りには魔物が多いんですよね、それならハンターになりたいと思うものや、そもそもハンターたちは来ないのですか?」
辺境の村だからといわれそうなことはわかっていたが、ハンターがもしいるのなら、私自身が少し安心できるため聞いてみた。
フレン:「ここは中央の町から遠いからね、ハンターが来たくてもすぐにこられないし、そもそもハンターの数があまり多くないからね。」
来たくても?
李誦:「貴族様は辺境の村にもハンターを送ってくださるのですか?」
普通異世界で貴族と言うのは、辺境の村には興味がなく、滅びようがなにしようが見て見ぬふり、というのが私のなかでの一般論なんだが?
フレン:「勿論さ、貴族さんはとても気を配ってくれているよ、ドリュアス以外の国の貴族さんもみんな良い人たちだ。」
李誦:「え?」
私はこの世界に来て初めて驚いている。貴族達がいい人?貴族にいい人がいても少数派だと思っていたが…貴族は平民を嫌っているという固定概念にとらわれている頭をなんとかほぐしていく。
李誦:「そ、そうなんですね、てっきり貴族様は平民の私たちには冷たいのかと…」
フレン:「誰がそんなことリズに教えたんだい?貴族さんたちはハンターをつれて時折この村にも顔を出してくれる、子供たちの憧れさ。」
誇らしげにフレンが言う。何でも貴族たちはたまに辺りの村を訪れては、一緒に畑仕事も手伝ってくれるとか…
李誦:「まるで悪い人がいないみたい…」
李誦が呟いた。
フレン:「ワルイヒト?なんだいそりゃ、魔物かい?」
どう言うことだ?いい人がわかって、悪い人がわからない?
李誦:「悪い人ですよ、誰かをいじめたり騙したり…殺してしまったりする最低な人です。いい人の反対です。」
ここまで言えば、あぁ、悪い人ね、といってくれるだろうと思っていた。
フレン:「そりゃ人かい?リズがいた山の方にはいるのかもしれないが、少なくとも中央や隣の国々にもいないだろうよ、海を渡ったら分からないがね、」
何だって?そんなことがありえるのか?
李誦:「何か理由があるんですか?無いのなら納得ができないのですが…」
フレン:「あるとすればエイレーネ様じゃないかな?」
エイレーネ様?誰だ?
李誦:「?」
フレン:「リズはとことん世間知らずだね、いいさ、教えてあげるよ。」
フランから聞いた話だと、エイレーネ様はこの世界のほとんどの場所で信じられている女神様だそうだ。
フラン:「エイレーネ様は悪や闇を嫌う女神様でね、平和を愛しているんだよ。」
なるほど、いや、まだ半信半疑ではあるが納得はした。おそらくこの世界でエイレーネ様にここまで感謝している人はいないのではないか?
李誦:「エイレーネ様…」
フラン:「村の中央の広場にエイレーネ様の像があるが見に行くかい?きっと気に入るよ。」
私はエイレーネ様に興味が湧いていた。
李誦:「ぜひ!」
こうして二人は広場へ向かった。
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