恋愛ものかぁ、まぁ普通に青春系にしとくか。
貴様……まさか失恋か
まぁ深堀はしません。めんどいので。
登場人物↓
多田 演花 →ヒロイン。割とモテる。
丹波野 蔵桜→ヒロインの幼なじみ。極普通の心優しい少年。
雨田先生 →体育の先生。めっちゃイケメン
陽子先生 →保健の先生。めっちゃ美人。
モブ →友達 嫌な糞餓鬼 親 等
目次
嫉妬と独占欲という名の迷宮
不慮の事故
未来と過去
《嫉妬という名の迷宮》
俺の名前は丹波野蔵桜。みんなからは桜と呼ばれている。
好きと伝えられたら
この気持ちはどう変化するのだろう
モ「なぁなぁなぁ、桜!!」
桜「んだよ、俺は今寒みーし、寝みーの!!」
大雪が振り、神秘的な空間に包まれ、少し落ち着いてきた頃。
俺の友達は異様にモテる。そう…リア充だ。
「お前も早く演花ちゃんに告ればいいのにさぁっ!」
腹を抱え、俺を指を指しながらそう言ってきた。
「あのなぁ、モブ顔と高嶺の花が釣り合う?」
俺の幼なじみは誰が見ても振り向くような美少女。高嶺の花……つまり百合の花。女子にも男子にもモテる……まるで小説に出てくるような
「……確かに」
「いやいや、納得すんな?」
笑いに包まれていた時、友人が口から俺の心臓を貫くような言葉を発した。
「いやー、あの子彼氏居るもんな」
と
そして俺は衝撃的だった。鼓動が早くなり、冬なのに汗が止まらない。
「█████████」
何を言っているか分からなかった。
俺はその後早退した。
《不慮の事故》
ぼーっと
ぼーっと
ただただ帰路を進んで行く
気づいたら病院で
親と演花が泣いていた。
「君は2ヶ月も昏睡状態だったんだよ」
「そうですか、」
「もう、心配したんだから」
親は鼻水と涙を拭いながら
「蔵桜ぅ〜」
演花は涙と鼻水を垂らしながら
こちらへと駆け寄り抱き締めてきた。
この時何か柔らかいものが当たって
また気絶した。
『3ヶ月後』
「うちの子がお世話になりました、」
「いえいえ、余所見しないように」
「うす、」
親の車に乗り込み、このモヤモヤは無くならないまま、時は過ぎるばかり。
俺は臆病な、とても臆病で
そんな自分に何度も言葉の武器を刺し続けた。
蝉が鳴き始めた。
あぁ、図書員になるんじゃなかった……
図書館からはプールがよく見える。
それが救いだ。もう高三
「そろそろ過去の事は忘れて、未来へ進まないと」
プールは生徒だけ使用可能。なので今日もあいつは居る。
あぁ、好きだな
「うんうん。それで?」
「んんん?陽子先生?!」
「いぇーい☆」
「いや、いぇーいじゃないっすよ」
「恋愛マスターの俺も居るぞ。」
「雨田先生まで、逆じゃないですか普通」
「普通に囚われすぎよ?」
「いや、そんな事ないです」
「で、話は変わるが…お前」
「俺の陽子さんに惚れんなよ?」
「溺愛話はいいんで、」
「冗談だよ、冗談、」
「あ、私の雨田先生に惚れないでね☆」
「こんなムキムキマッチョに惚れませんて!」
「で?演花ちゃんとの進展は?」
「いやー、…」
「まさか避けてるってことは無いよな?」
「……」
「図星じゃないのっ!」
「成績落としとくか。」
「権利乱用!!!!」
【今日の保健室占い☆】
「雨田先生何急に、」
【今日告れば必ず成功するでしょう】
【ラッキーアイテム】
【勇気】
「保健室占いはよく当たる。」
「え、マ?」
「マ」
「えぇ、嘘ですよね」
【今日の保健室占い】
【こっそり教室を覗くあの子に告る】
「ん?【覗く】?」
「あちゃー、バレてたか」
「演花?!お前いつから、」
「最初からよ。なんなら毎日」
「毎日、?」
「ほら、とっとと告れ」
「じゃ、私達は保健室に戻るわ☆」
「保健室で不適切なことしないでくださいよ?!」
「「あの」」
「あ、……」
「……」
思わず2人は腹を抱え笑ってしまった。
「いや〜、笑った……腹が死ぬ」
「ね、」
「先にどうぞ!蔵桜くん」
「俺と……」
オレンジ色の光が教室内に広がる
カーテンが揺らめき、夏風が僕らの汗を
冷汗へと変える。
「結婚を前提に」
「お付き合いしてください」
安心したのか
涼しげに窓の外を見つめる。
彼女の頬から落ちる涙も
彼女の瞳も、
心も
まるで世界に一つだけの、
僕だけの宝物。
時は現在。
「ま、まさか彼奴に先を越されるとは……」
「俺達今社畜だから、さ?無理ゲー」
今日は俺達の披露宴。
そう、結婚式だ。
結婚式といっても、
【結婚前】
ではなく
【結婚後】
少し落ち着いた頃にやろうと
結婚した時に誓った。
「遅くなってごめんよ、これ。」
オーダーメイドの指輪
ではなく、オーダーメイドのオルゴール
「わ、素敵……」
彼女の目は昔から変わらない、彼女が僕は好きだ
「僕と……」
【永遠に寄り添ってくれませんか】
「はい」
彼女の表情はあの夏の頃のように涼しげだった。
その後
子供にも恵まれ、
可愛い双子の女の子
子供の名前は
《未来と過去》
未来に進み、過去を忘れずに
成長してほしい
END
読みずらいかなぁ、
コメント
2件
めちゃ青春系で最高です!