コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
やっと、放課後になったから屋上で30分も待って来ないから戻ろうとしようとした時
屋上のドアが勢いよく開いた。
「 すまん!類!遅れた! 」 「 …何してた? 」
「 その、モブと話してたら忘れてしまったんだ! 」
「 へぇ~? 」
司視点
類との約束を忘れていて急いで行って事情を話したら
類の目付きが笑顔なのに少し怒ってるように感じた。でも気配はしない
「 あ、それで話ってなんだ? 」
「 話っていうのはね?…ニコッ 」
「 ひっ… 」
思わず俺は驚いた声を隠せなかった。笑顔なのに何故か怖い
しかも目が笑っていない。流石に怒ってると確信した
◇◆◇
突然、俺は片手を掴まれた。
「 逃げようとしないで最後まで聞いてね?…ニコッ 」
「 あ、嗚呼…ッ 」
俺は帰ろうとしても震えて足が動かない。それにしても俺が逃げそうになる話なのだろうか?
俺は、少し疑問を持った。
「 司くんは…僕のものになって欲しいんだ♡ 」
「 は、?冗談はやめろ…ッ 」
「 冗談?君はほんとに可愛い思い込みをするねぇ?♡ 」
「 僕はねぇ、ずっとずっとずぅっと…君が他の人と仲良くしてるのが嫌だったんだよ? 」
そう言われても俺にはそんな事わかるはずない。逃げようとしても手を掴まれて逃げれない
俺は震えてでも、力をなるべく入れて類の手を離そうとしたが…類の力が強すぎる
◇◇◆
僕はイラついてる。だけど司くんに八つ当たりしてもどうにもならない
なら、もういっそ…”僕のモノ”にしちゃえばいいと思った―
そうすれば司くんが他の人と仲良くしてるのを見なくていい…でもそうしたら
司くんはきっと逃げるだろう。僕は先の事を考えて行動をした
「 いくら手を離そうとしても君の力じゃ無理だよ。ニコッ 」
「 …イラッ… 」
俺は、余裕そうな顔をした類にイラついてしまった。確かに類の言う通りだ
俺の力じゃ類の手を離そうとしても離せない。そう思い諦めてしまった―
-第2話終了 -