ハイキュー!! 影山飛雄 様の夢小説
⚠自己満夢小説
⚠ネームレス夢主
⚠夢主”元”マネ(中学時代)
⚠解釈違い
上記が大丈夫な方だけお進み下さい𓂃⛄❄
私には中学から一緒の後輩がいる。
バレーが好きで少し頭が悪くて、でも素直で可愛い後輩だ。
そんな後輩だけど、異性として特段意識することもなく、今後もないと思っていた…んだけど。
「〇〇先輩、昼休み時間ありますか。相談したい事があって」
「え?いいけど…」
とある日の朝。
教室に来た後輩…影山くんは、難しい顔をして言った。
影山くんから相談なんて初めてだし、わざわざ教室に来るなんて珍しいこともあるものだ。
私は不思議に思いつつも深く考えず首を縦に振った。
その決断が私と彼の関係を大きく変える事になるとは、知る由もなく───。
「ごめん遅くなっちゃった。お待たせ」
「俺も今来たとこっす」
指定されたのは校舎裏と体育館の間に位置するベンチ。近くには自販機があって、人は時折来る程度の比較的静かな場所だ。
私は購買で買ったパンの袋を開けながら、ぐんぐんグルトを飲む影山くんに聞く。
「で、相談って?」
影山くんはストローから口を離すと、こっちを見る。パチリと目が合い、少しの緊張が走った。
「好きな人と両思い?になるにはどうしたらいいですか?」
「ぶふっ」
(まさかの恋バナ!?)
予想の斜め上を行く内容に思わず咳き込む。
「大丈夫っすか」と少し慌てる影山くんに、私は手元のコーヒー牛乳で口の中のパンを流し込んだ。
「ん゙んっ…えっと、恋愛相談だったね?」
「まあ…はい」
影山くんはほんのり頬を赤らめて目を逸らす。
てっきりバレーにしか興味が無いのかと思ってた。 勉強も嫌い、人と関わらない、口を開けばバレーの話。
まあでも頼ってくれたわけだし、力になれるなら…と、私は少し考えてから口を開く。
「やっぱりまずは距離を縮めないとね」
「距離…」
影山くんが考えるように顎に手を添えると私の方へ顔を向ける。
「じゃあ…こうっすか?」
「!」
と、ベンチに置いていた手に影山くんの手が重なる。
寒さに冷えていた手がじわじわと熱を持ち、それが顔にも伝染する感覚が私を襲う。
「えっと…」
「違いましたか?」
「違うというか…」
何からツッコめばいいのかも分からず、上手く頭が回らない。天然にも程があるというものだ。
「先輩が距離を縮めろって」
「それは物理的にじゃなくて心の距離って意味で!」
「心の距離…」
「それに好きな子がいるなら私にしちゃダメでしょうが」
「いや、好きな子って言うのは…」
と反論した気な影山くんが口を噤む。
私が首を傾げていると口をもごもごさせながら目線を右へ左へ彷徨わせた。
「俺が好きなのは……〇〇先輩です」
「……えっ」
驚いてフリーズする私に構わず手を絡めてくる影山くん。
ぶわりと全身が沸騰するように熱い。
「付き合って下さい」
その甘い瞳は雪も溶けてしまいそうなほど熱かった。
コメント
15件