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3️⃣👨🎓 🇧🇷 👨🏫
you dai said
今日は担任が発表される。
関わりやすい先生がいいな。
わくわくと不安な気持ちも多々ありながら体育館へと向かう。
全学年が体育館に集まった。
1人の先生が話す。
「担任の先生を発表します。」
その言葉の後に担任の先生が次々と発表される。
僕のクラスの3年2組は1番最後だろう。
「3年2組..」
緊張感が溢れる。
「ジュンジ先生。」
みんなは喜んでいた。
だが僕は嬉しくなかった。
ジュンジ先生は明るい先生。
僕とは正反対だ。
そんなの関わりにくいに決まってる。
落ち込んでいると次々と学年が が帰り出した。
僕もクラスで並んで帰る。
教室に戻るとジュンジ先生が来た。
🇧🇷「担任のジュンジです!」
🇧🇷「よろしくねー!」
みんなは喜ぶが僕は喜ばなかった。
喜べなかった。
🇧🇷「まぁ自己紹介はいいか」
“僕の憂鬱な1年間の始まりだ”
全部の授業が終わった。
今日は新しい学年の初日だから早く帰れる。
HR中にお腹が痛くなる。
HRが終わると荷物を教室に置いたままトイレに向かう。
教室に戻ると先生が居た。
教室に入るのが気まずくドアからこっそり見ていた。
しばらく見ているとこっちを見てきた。
🇧🇷「どしたの?こっち来て一緒に話す?」
そんなこと言ってもらったら断れない。
3️⃣「じゃあ、…」
そう言って先生のところに行った。
なんで嫌いなのに行っちゃったんだろ。
🇧🇷「もうみんな帰ったけど、何してたの?」
3️⃣「御手洗に行ってました。」
🇧🇷「そっか」
しばらく気まずい沈黙が続いた。
先生が口を開く。
🇧🇷「僕のこと、嫌いでしょ?」
3️⃣「え?」
なぜ急にそんなことを言ってきたのか。
3️⃣「どうしてですか?」
🇧🇷「こんな僕のこと好きな人居ないと思うしさ、…」
3️⃣「…そんなことないと思いますよ。」
🇧🇷「なんで、?」
3️⃣「先生が担任ってなった時みんな喜んでたじゃないですか。」
🇧🇷「確かにそうだね、」
🇧🇷「急にごめんね。こんなこと言っちゃって」
3️⃣「いえいえ全然。」
🇧🇷「僕一人が嫌いでさ。」
🇧🇷「1人になるとネガティブになっちゃったりしてさ。」
🇧🇷「だから周りに人が居るようにいつも明るく振舞ってるんだけどさ。」
🇧🇷「1人になるとみんな僕のこと嫌いだからどっか行っちゃったんじゃないかってさ、」
🇧🇷「勝手にそんなこと思っちゃって、」
この先生、こんなところあるんだ。
3️⃣「ただみんなはHRが終わったから帰っただけなんですよ。」
🇧🇷「そうだよね、…」
なぜかこの先生をどうにかしてあげたいと思ってしまった。
そこで思いついた。
3️⃣「分かりました、!僕HRが終わってもちょっとだけ残ります!」
🇧🇷「え、?」
3️⃣「そうしたらちょっとだけでも先生がネガティブ思考になんないでしょ?」
🇧🇷「..そうだね。ありがとう。」
3️⃣「はい!」
あーあなんでこんなこと言っちゃったんだろ。
僕この先生のこと嫌いなはずなのに。
🇧🇷「みんな僕のこと嫌いじゃないかな、」
3️⃣「そんなわけないと思います。」
3️⃣「もし誰かが嫌っていても僕は先生のこと”好き”ですから!」
好きなんて言うはずじゃなかったのに。
🇧🇷「好き、?」
3️⃣「はい!」
🇧🇷「ありがとう。」
勝手に言葉がすらすら出てきた。
これじゃあ僕が先生のこと好きみたいに受け止めちゃう。
はぁ、なにしてんだろ。