HRが終わった。
残ると言ってしまったのでみんなが帰るのを待つ。
みんなが帰った。
🇧🇷「残ってくれてありがとう。」
3️⃣「いえいえ!全然!」
🇧🇷「親御さんは心配しないの、?」
3️⃣「はい!22時まで仕事なので。」
🇧🇷「そうなんだ。なんの仕事してるの?」
3️⃣「確か、…家庭教師でしたかね、?」
🇧🇷「家庭教師してるの?!凄いね、」
3️⃣「はい。最近は夜に頼む人も多いらしいですからね。 」
🇧🇷「そっか。じゃあお母さん頭良いの?」
3️⃣「まぁ家庭教師なので良い方だと思います。」
🇧🇷「まぁそうだよね。」
🇧🇷「ユーダイくんはどんな仕事に就きたいとかあるの?」
3️⃣「そうですね、… 」
“「先生みたいな教師になりたいです。」”
🇧🇷「そう言ってくれて嬉しいよ。ありがとう。」
なんでこんなこと言ったのか分からない。
もしかしたら別に先生のこと嫌いじゃないのかもしれない。
なんなら今楽しい。
3️⃣「元々教師になるのは夢だったので。」
🇧🇷「そうなんだ。ユーダイ君なら素敵な教師になれると思うよ。」
3️⃣「ほんとですか?ありがとうございます。」
🇧🇷「うん。だってユーダイ君は優しくて”かっこいい”からさ。」
その言葉にドキッとしてしまった。
普段そんなことを言わないからなのか。
3️⃣「ありがとうございます。」
次の日。
今日も普通に学校が始まる。
休憩時間になった。
クラスの女子が一斉にジュンジ先生の所へ走っていった。
ジュンジ先生のことをベタベタ触っている。
👧🏻「先生彼女いるの〜?」
🇧🇷「いないよ。」
👧🏻「じゃあ私達も有り得るってことか〜!」
🇧🇷「ふふっw”もしかしたらね”。 」
👧🏻「え〜!」
“もしかしたらね”、?
なぜかその言葉に嫉妬してしまう。
しかもあんなにベタベタ触る必要ないだろ。
ふと考えた。
なんで嫉妬してるんだろうか。
別に好きじゃないのに、?
いや、僕が認めてないだけで本当は、…
“好きなのかも、?”
“いや、完全に好き”
会ってすぐで恋しちゃうとか落ちやすい男なんだろうな。
HRが終わった。
僕はすぐに先生のとこに行く。
3️⃣「先生。来てください。」
🇧🇷「えっ?あぁ、わかった。」
戸惑っていた表情をしながらも着いてくる。
人気のない体育館裏だった。
🇧🇷「どうしたの。」
3️⃣「なんか、…その、…」
3️⃣「嫉妬、しちゃうんですけど、?」
🇧🇷「えっ?」
一瞬驚いていたがすぐに笑顔に戻る。
🇧🇷「そっかそっか。ごめんね。」
頭を撫でながらそう言ってくれた。
めっちゃ変なことを言っているのに理解してくれて嬉しかった。
🇧🇷「じゃあ僕のこと独り占めしたいの?w」
先生は冗談ぽく言っていたが真面目に返す。
3️⃣「はい。」
3️⃣「先生のことが好きみたいです。付き合って欲しいです。」
勢いで告白してしまった。
🇧🇷「そっか。でもね、生徒と恋愛は禁止されてるからごめんね。無理なんだ。」
3️⃣「じゃあ僕が卒業したらいいってことですか?」
🇧🇷「まぁ、それはいいよ。」
3️⃣「じゃあ僕が卒業するまでのこの1年間で絶対先生を振り向かせますからね。」
🇧🇷「いい度胸だね。卒業まで待ってるから。」
ほぼ卒業したら付き合うと確定しているのかと思った。
3️⃣「付き合うのはだめなんですよね、?」
🇧🇷「うん。卒業までは。 」
3️⃣「じゃあ、遊ぶのは、?」
🇧🇷「見つかったら厄介なことになりそうだからな、… 」
3️⃣「そうですよね…じゃあ、…」
🇧🇷「…まって!」
🇧🇷「明日の放課後空いてる、?」
3️⃣「あ、空いてますけど、?」
🇧🇷「じゃあ、放課後僕の家来る、?」
なにそれ。期待していいの。
3️⃣「…はい。」
🇧🇷「わかった。じゃあ親御さんに友達の家に泊まるからって言っておいてね。」
3️⃣「と、泊まる、?」
🇧🇷「いや?」
3️⃣「だ、だって、」
🇧🇷「先生に逆らうんだ?」
3️⃣「あ、と、泊まります、」
🇧🇷「偉いね。」
🇧🇷「じゃあそう言っておいてね。」
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