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翌日
いつもの山登りを終えたあと
「今日は何するんですか?」
「今日は、というより今日からアイラと戦って貰うわ」
「え?あぁ……なるほど。具体的にはどんな感じでやるんですか?」
「反応薄くない?」
「色々やらされてきましたから」
「まぁ、具体的に言うとわたしがアイラと華澄に結界を用意するからそれを先に割った方が勝ち!体の急所をつけばつくほど結界が割れやすいわ」
「なるほど、模擬戦ってことですね」
「まぁ、そうね!」
「かのえー!魔法ってあり?」
「もちろん!マジモンの戦いよ!」
「やったぁー!」
(めっちゃ私ボロ負けしそう。まだ鬼ごっこですらあんまり勝てないのに)
「よし、結界用意したから早速やるわよ!
2人ともいい?よーい、」
(こういうのはスタートダッシュが大事!)
「スタート!」
その瞬間目に追えぬ速さでアイラが飛んできた
「っっ!?」
(あ、あっぶな)
「ブルーアイスフォース!」
そうアイラが言うと気づけば手首と足に氷が巻きついていた
「!?、な、なにこれ」
(動けない、なら)
「妖術 雷火!」
この妖術はまず雷が空から降ってくる
「おっと、地味にちょっと危なかった!」
(この氷溶けないかな)
その次に周りに火の手が回る
「うわわわわわ!」
(初めて使ったけど威力高いな。あ!氷溶けそう。うわ、地味に溶けない)
「もー!許さない!」
可愛らしい声だが、威力が馬鹿にならない拳が飛んでくる
『パリィン』
「はい、華澄の負け!」
「この結界凄いですね、痛みを感じません」
「でしょ?私が開発した、低コストですぐに出来て痛みを感じない結界!まぁそのかわり割れやすいけど……訓練にはピッタリでしょ?」
「……これ改良できそうですよね」
「すごいすごい!アイラも創りたい!」
「すぐできるわよ!やり方は・・・・・」
修行を初めてから1年がたった夢莉さんの身体は寝たきりになったそれまで色々なことを教えて貰った
スキル 念話 基礎魔法 スキル 結界生成
スキル 思念生成などなど
(上手く使えなかったものもあるけど)
「夢莉さん大丈夫ですか?」
「ごめんね!いっつもお世話してもらって」
「かのえ!大丈夫?」
「大丈夫だよ、それよりそろそろ私の奥義?まぁ奥義っていうか自爆技を教えるわ。最悪の場合これを使いなさい」
「どんな技なんですかそれ……」
「まぁまぁ、聞きなさい。この技は高密度の魔力と聖神力と妖力を1箇所に集めて一気に放出する。これはかなり体に負担があるから1回使用するとしばらく体が動けなくなるから本当にピンチな時に使いなさい」
「聖神力ってなんですか? 」
「あれ?説明してなかったっけ?聖神力っていうのは女神様の純正なる力が劣化した力、まぁ簡単に言えば神様の力ってこと」
「それって誰が持ってるんですか?」
「魔族以外もってるわ、ほんの少しだけだけど。聖神力はいいとして、本題に戻るけどこれの使い方は……」
華澄はやり方を教わった!
「こんな感じ……ですかね?」
「そうそう!今はまだ規模が小さいけど結構疲れるでしょ?」
華澄の手のひらにはサッカーボールぐらいの魔力、妖力、聖神力が集まったものが乗っていた
「これまだ規模が小さいんですか!?結構気力的に限界なんですけど」
「本来ならこれが限界なのよ、この技は限界を超えちゃうから自爆技にしかならないのよ」
華澄の手のひらから集まりが消えた
「そうなんですね、そういえばなんて言う技なんですか?」
「名前……決めてなかったわ。」
「それ技って言えるんですか?」
「じゃあ今決めるわ!うーん、聖楽天地黒とか?」
「すっごい当て字なんてものじゃないですね」
「まぁまぁ、いいでしょ?ロマンってモノよ!ところでアイラは?」
「あれ!?そういえば」
「かのえー!かすみー!見て見て!」
「模擬戦の低コストの結界?まさか見様見真似でできたの!?アイラは凄いわねー」
(あれを見様見真似で?そういえばアイラって何者なんだろう。後で夢莉さんに教えてもらおう)
「そういえば、華澄には教えてなかったわね、それじゃあ今からー」
「あー、やっと見つけた。天狗の生き残り」
(誰!?魔族か。それなら対処できるか?)
「確かー夢莉叶依。天狗の里の守り神。なーんて呼ばれてたみたいだね。」
(いや、無理だ。こいつは今まで出会った誰よりも強い。初めて出会った時の夢莉さんよりも)
「私に何か用?」
「そうそう!魔王様に命令されちゃってね!君を連れ去ることになっちゃったから」
「そんなんで私が行くと思う?」
「行かなかったら力づくで連れ去るだけだよ」