この大嫌いで愛しい私の想い人にこの気持ちを今伝え無ければ。
其う思った。否、彼が思わせてくれたのだろう。どうせ無意識だろうけど。
でも私はそんな中也の心優しいが、自分の事は気にしない強がりで壊れやすい所に惚れたのだよ。守ってあげないと、ってね。
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そっと中也を抱き締める太宰。
_!?っおいっ、離せ、!!!…
_無理だ。
無理だ…?…無理だと?…手前には他に好きな女でも居るんだろ?…そんな好きな女でも…ましてや男の俺なんかに抱きついてなんなんだ此奴は…、、
_無理だ?…笑わせてくれるじゃねぇか…手前には好きな女でも居るのによ。嫌いな奴に抱きついてなんの意味がある。
俺は無意識のうちに1粒2粒と雫を頬に伝わせ、震え乍放った。
_、意味?…ふふ、中也…勿論大ありさ。
嗚呼、此奴は本当に腹の底まで腐った屑だな…、でも、そんな奴に惚れちまった俺も、屑なのかもしれねぇな…
_何せ私の想い人は君。中也なのだから。
_は?…
言葉の意味が理解できなかった。此奴が…俺を?女じゃねぇのか?…ならば初めから此奴は…俺に向けての褒め言葉を淡々と並べていただけ?…
_っ”…やられたぜ…、、手前には色々と過去やられてきたが…今回ばかりは”良い嫌がらせ”だな…
_、そうだろう?私からはもう何も君に伝えることは今はないさ。次は中也の番。今の思い。口に出してみて?…
此奴は俺の唇に人差し指を当てて
”まだ?”とでも言いたいように口角を上げ見てきやがった、はっ、、、上等だ。この際だ、言ってやる。…
_嗚呼、俺も手前の事は好きだぜ?、、” ダーリン?、”
_君も、言う様になったじゃあないか。…
_”ハニー?”…
この後俺達は酒場を出、2人で道を歩いた。何処へ向かってるだと?…ンなもん決まってるだろ?
ただし、ここからは太宰と2人きりだからな。そうだろ?だーざい。
嗚呼、勿論。だからね?…ここまでという訳さ、(ふふ、)
また何処かでね。
最終話 君なんか
𝐹𝑖𝑛.
(あとがき)
この続き長らくお待ち頂いて居た方申し訳ありません!!!一応この話はこれで最終話です!ここまで楽しんで下さった方有難う御座います!これからも霧を宜しく御願いします!それでは!!!!
コメント
4件
いやまじで中也の「ダーリン」呼びほんと好きなんで感謝感謝ですよ
今すぐその酒場の店長か隣の席の常連になりに行きますね、それかこの後2人が行く場所の部屋の壁!あ、でもどっちも未成年だから行けねぇや( ᐛ👐)パァということで霧様(ストーリーを作る神)の場所に行きたいと思いまs(((