空太(くうた)は、 杏葉(あずは)を避けるようになっていた。
みんなで集まって話したり、昼食を取ったりするときには、これまでと変わらない。
だけど、それは和を乱さないための 配慮(はいりょ)であるのが伝わってきていた。
そんな日が続いていた、テスト準備期間中に入ったころ。
「杏葉、なにか真剣に悩んでいることとかあるのか?」
「うんうん、私たちには、ちゃんと話して欲しいよ」
放課後の教室で、一緒に試験勉強をしていた 透子(とおこ)と 弥奈(やな)に、杏葉は迫られていた。
恋愛*スクランブル
第31話 画策
「いきなり、どうしたの?」
なんのことかサッパリわからず、杏葉は首を傾げる。
「どうしたって、こっちの言葉だ。空太との距離感がおかしいだろ」
杏葉はピクッと全身で反応する。
「そうだよ。デートとかふたりっきりのとき************
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