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前回同様
軽いmtp注意⚠️
希望、なんて言葉がある。
だけど、そんなもの全部無駄だ。
だって、人は遅かれ早かれいつか消えるんだから。
それにいち早く気づいたんだ。
俺らはなんだってできる。
蝉が鳴く田舎道を、
蝿が舞う街頭の海を、
俺らは死に場所を探す旅をする。
俺には親友がいた。
彼はいじめられていた。
俺には大好きな人がいた。
彼を守る為なら悪者にだってなれた。
「だから、元貴をいじめんのはやめろよ。」
「俺ならいいから。」
〔だーかーら、いじめてねぇって〕
〔遊んでるだけ、しかもお前は面白くねぇもん〕
「ちっ…なんなんだよ。」
〔大森なんてどうでも良いじゃん、ただの陰キャじゃん。〕
〔しかもなんか曲?作ってるんだって?〕
〔ポエマーやん笑〕
〔黒歴史作るだけだって、くだんねぇもん作ってんだろ笑〕
「は…?」
「お前さぁ、」
〇〇の胸を掴む。
「ふざけんなよ!」
〔っ…はぁ、?お前がふざけんなよ!〕
すると、〇〇は怒ったのか俺を突き落とそうとしてきた。
「…っ、」
落ちる、いや“死ぬ”、その一言が頭によぎる。
死にたく無いっ!
反射的に〇〇を押し除けた。
そしたら大きい音が鳴って。
階段の下には〇〇が血を流して倒れてた。
俺が…殺した、?
やばい…何してんだ、俺。
殺す程じゃねぇだろ。でも殺したら、たとえ悪意がなくてもダメなんだ。
それほど重大な罪を犯したんだ。
俺はその場にいる事に耐えられず、学校から逃げ出してしまった。
「…はぁっ、はぁ…」
家に帰るか?
いや、学校から連絡が行くだろう。
犯人は指紋で俺だとバレる。
まさに四面楚歌。
逃げ道なんてない。
もういっそ、このままどっか行って1人で死んでやろうか。
それが俺にできる事だとしたら。
でも、1つ、
「…元貴、」
元貴に連絡がいってる事はないだろう。
なら、会いたい。
でも俺は人殺しだぞ、元貴と会える資格なんてない。
でも、俺は元貴が好きだったから。
今回だって元貴の為だった。
どうか、こんな俺を許して欲しい。
元貴を理由にしようとした俺を。
俺の脚は元貴の家に向かっていた。
これで、本当に最後だ。
はは…今の俺、
「まるで、…コメディみたいだ笑」
今回はここまで!
若井さん視点だーー!
遅くなってしまいました。ごめんなさい🙇♀️
頑張って続きかきまーす✍️
次回もお楽しみに!
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