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前回同様

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希望、なんて言葉がある。


だけど、そんなもの全部無駄だ。



だって、人は遅かれ早かれいつか消えるんだから。


それにいち早く気づいたんだ。


俺らはなんだってできる。



蝉が鳴く田舎道を、

蝿が舞う街頭の海を、


俺らは死に場所を探す旅をする。








俺には親友がいた。


彼はいじめられていた。


俺には大好きな人がいた。


彼を守る為なら悪者にだってなれた。








「だから、元貴をいじめんのはやめろよ。」

「俺ならいいから。」


〔だーかーら、いじめてねぇって〕

〔遊んでるだけ、しかもお前は面白くねぇもん〕


「ちっ…なんなんだよ。」


〔大森なんてどうでも良いじゃん、ただの陰キャじゃん。〕


〔しかもなんか曲?作ってるんだって?〕


〔ポエマーやん笑〕


〔黒歴史作るだけだって、くだんねぇもん作ってんだろ笑〕


「は…?」

「お前さぁ、」


〇〇の胸を掴む。


「ふざけんなよ!」


〔っ…はぁ、?お前がふざけんなよ!〕


すると、〇〇は怒ったのか俺を突き落とそうとしてきた。


「…っ、」


落ちる、いや“死ぬ”、その一言が頭によぎる。


死にたく無いっ!


反射的に〇〇を押し除けた。





そしたら大きい音が鳴って。

階段の下には〇〇が血を流して倒れてた。




俺が…殺した、?




やばい…何してんだ、俺。

殺す程じゃねぇだろ。でも殺したら、たとえ悪意がなくてもダメなんだ。


それほど重大な罪を犯したんだ。



俺はその場にいる事に耐えられず、学校から逃げ出してしまった。



「…はぁっ、はぁ…」


家に帰るか?

いや、学校から連絡が行くだろう。

犯人は指紋で俺だとバレる。


まさに四面楚歌。


逃げ道なんてない。



もういっそ、このままどっか行って1人で死んでやろうか。

それが俺にできる事だとしたら。



でも、1つ、



「…元貴、」



元貴に連絡がいってる事はないだろう。

なら、会いたい。


でも俺は人殺しだぞ、元貴と会える資格なんてない。


でも、俺は元貴が好きだったから。

今回だって元貴の為だった。



どうか、こんな俺を許して欲しい。

元貴を理由にしようとした俺を。




俺の脚は元貴の家に向かっていた。



これで、本当に最後だ。




はは…今の俺、



「まるで、…コメディみたいだ笑」











今回はここまで!

若井さん視点だーー!

遅くなってしまいました。ごめんなさい🙇‍♀️


頑張って続きかきまーす✍️


次回もお楽しみに!








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