初書きです!!
誤字脱字がある可能性がありますがご了承を……💦
ファンタジーです!
日帝視点
日帝「……っ、圧巻だな。」
私が見つめていた先は貴族達の宮殿。上級悪魔たちの住まう区域だ。私みたいな下級悪魔には縁のない場所だが、今回は特別に来ることが出来たのだ。 上級悪魔には厳しい階級分けがあるようだが、我々にとっては大差無い………と思う。そもそも上級悪魔と言うだけでもごく一部の超エリート達なのだから。
日帝「コッソリ……道の端をゆっくり歩こう。」
こんな処でトラブルは勘弁したい。江戸父さんにも迷惑になるだろうし、まず私の身の安全が保証されないだろう。
日帝「アレか………」
目線の先にあるのは馬鹿でかい宮殿。視界に収まりきらないサイズで、何もかもが美しい。直ぐに見とれてしまうだろう。
さて……私がわざわざこんな場所に来た理由は唯一つ。まぁ、簡単に言えば、ある日突然呼び出しの手紙が届き、名も無いような私を直々指名されたのだ。
日帝「一応家にある一番上等な服で来たが………上級悪魔からしたらボロ切れだよなぁ……」
恥ずかしいが仕方ない。恥を捨てろ!私!
日帝「失礼します……」
手紙に同封されていた鍵で開け、恐る恐る扉を開く。あらかじめ門番は居ないため、特に何も無く入る事が出来た。
イギリス「おや、貴方ですね。日帝さんは。」
日帝「は、はい……でも、何故私がこんな美しい宮殿に……??」
紳士……?のような服装をした男性に話かけられる。かなり豪華な服装を着ており、洗練された美しさには目を奪われてしまう。
イギリス「失礼。私はイギリス。残念ながら貴方を呼び出したのは私ではなく私の長男です。」
この人息子いたのか……あまりにも若々しい見た目だから勘違いしてしまった。
すると、足音と共に誰か入ってきたようだ。
フランス「あら!貴方ね!」
日帝「……??は、はい?」
フランス「はじめまして~!私はイギリスの妻のフランスよ。これからは長い関係になるわね!」
日帝「……??宜しくお願いします……?」
この女性も勿論美しいのだが、ますます分からなくなってきた。長い関係?どういう事なんだ?奴隷契約書にサインでもされるのか??
フランス「来たわよ!私の長男!」
日帝「……えっ、……?」
その顔は何年たっても覚えていた。小さい頃、迷子になっていた子と暫く遊んで、仲良くなって、結婚の約束までしていた子。まさか上級悪魔だったとは。彼を覚えていた理由はただ一つ、彼の周りには天体の模型のようなものが浮いていたからだ。きっと宇宙の力を使えるのだろう。
日帝「……っ、アメリカ……っ!」
アメリカ「あぁ、………覚えていてくれたんだな。良かった。」
彼の腕に抱き締められる。腕も手もずっと大きくなっていて、私なんか簡単に埋まってしまう。温かい腕に包まれ、身長差で少し浮いてしまう。
日帝「アメリカ……良かった。」
アメリカ「日帝……愛してる。ずっと君を待っていた。」
日帝「うんっ、……私も…!」
私の結婚生活が、今、始まった。
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