この作品はいかがでしたか?
1,001
この作品はいかがでしたか?
1,001
作戦決行の日
この1ヶ月間とても楽しかった
愛する人と愛し合えた
恋人同士になれた
優しくしてもらい、海賊を感じさせないこの船とも、
今日でお別れ
今日は○○○島に物資を補給しに上陸する
人混みが多いこの街中、そして海軍本部が近い
迷ったと見せかけて本部へ逃げ込む
「……」
「どうした?コビー」
「随分元気がなさそうだな」
「いえ、なんでもないです」
「……そうか」
チュッ
「わ、」
「どうしました?」
「元気になるかと思って……」
「…元気になりましたよ!」
「そりゃよかった!」
「ほら!今日ルゥと行くんだろ?準備大丈夫か?」
「あっ!早く準備しなきゃ!」
「っと、その前に」
「?」
チュッ
「…愛してます、シャンクスさん」
「俺も愛してる」
優しい彼の顔を見たのは、これで最期だと思う
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ほら行くぞコビー」
「はい!ルゥさん!」
「僕は荷物持ちですか?」
「そうだなぁ、後はお頭の好物を選んでくれ」
「ロブスターでしたっけ?」
「あぁコビーが選んだって聞きゃあお頭も気分よくなんだろ」
「頑張って選びますね!」
「元気なこった」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
買い物中完全に気を許しているルゥさんを見計らって
人混みの中に紛れた
1分もしないうちに
「コビー?!」
「どこだ!コビー!」
ルゥさんの焦っている声が聞こえた
密かに集めていたお金で船に乗る
「どこまで?」
「海軍本部へ」
「じゃあ○○分くらいだな」
「寝過ごすなよあんちゃん」
「はい」
島の反対側には赤髪海賊団の船
もう見えない
さようなら、僕の愛しい人
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「コビーが戻ったぞ!!!」
海軍本部に響き渡る僕の帰還
ガタッ!ドタン!バタバタ!
騒がしい音を立ててやってきたのは僕の相棒
「ヘルメッポさん!お元気でしたか!」
「なぁにが!お元気でしたかだぁ?!」
「どこいってたんだ!心配したんだぞ!」
「えっと、それは」
「コビー」
「サカズキ元帥…!」
「お前が赤髪と共にいたという情報が流れ込んできたが…本当か?」
「…いいえ」
「ならどこに行っておった」
「言えません」
「はっ?、おま!元帥の前でなんちゅーことを……!」
「赤髪と共にいた記憶はありません」
「その証拠に」
上半身の服を全て脱ぐ
「なっ、」
「…この体が証拠です」
何回もした行為の中でつけられたあの人の物だという記し
それを野蛮な奴らにやられた、と報告する
「ほうか…辛かったのぅ、メンタルケアを派遣するさかいゆっくり休みんさい」
「ありがとうございます」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あれから1ヶ月たった
赤髪の情報は流れてこず平和な毎日…とも言えないが
毎日を送っている
「会いたいな……」
「お前さぁ、何回もそれ言ってっけど誰に会いたいんだよ?」
「……さぁ」
「はいはいまた教えてくれねぇんだな」
「ほら任務任務」
「行きましょう」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
街の警備に勤しむ
あぁ、あの日も確か……
いきなり目の前にあの人が現れて
「よぅ」
「…は、?」
コメント
21件
もうちょい続き書いてもらうのってできますか? 主さんのこの話に惚れてしまいましたm(_ _)m
さ、さい…こ、、ぅ 主様天才でございますか……。(チーン
やっぱり素敵な小説です✨ あのリクエストって良いでしょうか?💦