テラーノベル
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ひよこさんとマイキーくんの伏せ字が分からないので一旦これで行かせてください
vanhy&wesmai 邂逅
視点主→『』
その他→「」
キャラ崩壊注意
マイキーくんとデートしよー、と思って海辺のデートスポット探してたんだけど…
『えぇ、まじ?』
浜辺にぶっ倒れてるおじさんがいた。
着ているスーツは所々煤にまみれてたり破けてたり。ちょー訳アリって感じ。
白髪が似合うイケオジ。というかリアルで行き倒れてる人初めて見た。
『…死んでないよね?』
恐る恐るそこら辺にあった木の棒で突いてみると、小さいうめき声が聞こえてきた。
良かった。ちゃんと生きてるみたい。
『えーっと、お医者さん呼んだほうがいいよね?あ、マイキーくん呼ぼー!』
─────────
飛行場に個人医通知が来たから向かってみると、バカでかい飛行機の周りに赤いスーツを着た集団がいた。
え、何あの集団。めっちゃ怖い。いかにもヤバい集団ってのが分かる。
物陰からこっそり集団を覗いていたらその中の一人と目が合ってしまった。
「あ、個人医さん?患者こっちにいるから」
『アッ、ハイ..』
隠れていた俺を見つけたのはサングラスをかけた金髪のお兄さん。
カッコいいけど立ち振舞に圧を感じてどこかヴァンさんと似た雰囲気を感じる。
早速治療に取り掛かるも、集団に囲まれて治療するのは普通に怖い。
ただ無言で治療というのも気まずいので軽く世間話をしていると俺を見つけた金髪のお兄さんが意外と食いついてきた。
「へー、身体弱いんだ。この街じゃ大変じゃない?」
『大変ですけど楽しいです。お金も貰えますし』
「現金だねぇw」
どうやら患者はお兄さんのお友達だったようで。もちろんその人も赤スーツ。周りにもいっぱい赤スーツがいるから見分けがつきにくい。
一通り治療を終えたところでスマホに着信が入る。
『はーい、もしもし』
「あ、マイキーくん!ちょっと海辺来てくれない!?」
『え、どうしたの?』
「イケオジがぶっ倒れてて、とりあえずマイキーくん呼ぼうかなって」
『マジか。すぐそっち行くから一旦待ってて』
「さすがマイキーくん、助かる〜。あーしじゃどうにもできないからさ」
『いやいや、倒れてる人を見つけてすぐ行動できる人なんてほんの一握りだから。容態が変わったらすぐ連絡して』
「はーい」
電話を切り、一旦深呼吸。そしてすぐに治療代の請求をしようと赤スーツ集団に向き直る。
『すみません。急用出来たので急がないとなんですけど、どなたに請求送ればいいですかね?』
「あぁ、それなら私に。アルフォートウェスカーで」
『はい、〇〇万円になります。では!』
と、すぐさま海辺へ向かおうとしたところで金髪のお兄さん、アルフォートウェスカーさんに止められる。
「もしよかったら私を連れて行ってくれないかい?」
『え?』
ウェスカーさんの発言に俺も周りの赤スーツ達も困惑の声を上げる。
「少し個人医の仕事が気になってね。いいかい?」
『えっと…』
急がなきゃいけないのにこんなときに限って面倒くさい人に出会うんだ。
急ぐ気持ちとどう答えればよいのか悩むので頭がいっぱいいっぱいになっている俺をよそにウェスカーさんは近くにいた赤スーツの一人に耳打ちをしていた。
「移動については安心してくれていいよ。私にはこれがある」
と言って耳打ちされていた赤スーツが持ってきたのはバイク。ただ、普通のバイクと違うところは羽のようなものが付いているところか。
「このバイクは空を飛べるんだよ。あ、連れて行ってくれるのなら送るよ」
バイクに跨りこちらを向いて言ってくるウェスカーさん。
…悩んでいる暇はねぇか。
目的地の場所にピンを指し、ウェスカーさんへ深々とお辞儀をする。
『すみません、よろしくお願いします!』
「思いきりいいねぇ。じゃあかっ飛ばすよ!」
エモートで抱っこ状態にすると、すぐにバイクが走り出し空を飛んだ。
運転するウェスカーさんの顔はキラキラと輝いていて、まるで子供がはしゃいでいるようだった。
「ちなみに君、名前は!?」
『い、犬好マイキーです!』
「そうか。マイキーくん、しっかり捕まってろよ!君は一回ダウンしたら終わりなんだろう!?」
『死なない程度に運転お願いします!』
「それは約束できないなぁ!なんせ、私がこのバイクに乗るのは久々だからね!」
もの凄い不安になる話が聞こえた気がしたけど気にしないでおこう。
オチが分かんなくなったので終わり
コメント
4件
いやこの2ペアは神✨hy×my増えてほしい!!
何故か渋声のギャルみ溢れる🐣ちゃん大好き!w