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年齢的にもキャラ的にもどタイプなカプです
いいねぇ
van×may うさぎの可愛がり
視点主→『』
その他→「」
キャラ崩壊注意
「ヴァンさーん!ヒモにしてください!」
「お金ください!」
「可愛がってください!」
最近、マイキーくんのアピールが凄い
ダウンして個人医を呼ぶと必ず駆けつけてきて、毎回このセリフを言って帰っていく
これはもはやストーカーに近しい何かだと思うが、こんなに気に入られるとは…
考えておくとは言ったものの、こう毎回来られると精神的に辟易してしまう
───────
今日は部下たちのチョケに巻き込まれてダウンしてしまった
後でキミトスに説教しておこう
起こしてもらおうと個人医を呼ぼうとして一瞬手を止めた
勿論儂は永久指名手配だから救急隊を呼ぶことはできない
しかし、個人医を呼ぶと確定演出でマイキーくんがやってくる
「…仕方がないか」
警察に捕まるよりマイキーくんにアピールされる方がマシ、と考えて個人医を呼ぶ
数分後やってきた縁の操縦席にはマイキーくんの姿
来るだろうとは思っていたが、何故こう毎回儂のところに来れるのか不思議で仕方ない
「大丈夫ですかー?…ってヴァンさんだー!」
『白々しいなぁ。儂だと分かっていただろう?』
「そんなことないっすよー?俺が来た現場にたまたまヴァンさんがいたってだけで」
あくまでもしらを切り通すつもりの様で会話を続けていく
「あ、確認するの忘れてました。現場ですか、クリニックですか?」
『現場でいいよ。お金欲しいだろう?』
「マジすか!ありがとうございまーす!」
自分の欲求に素直なところは可愛いのだが、なにせ自分が受けていることについては全く可愛いとは思えない
一通り治療が終わったようで松葉杖を付けられふらふらと立ち上がる
「請求送りますね」
と言ったとき、強い風が辺りに吹いた
虚弱な彼は風に煽られ体が傾く
バランスを崩した彼を支えようとしたが、松葉杖で上手く動けない
結果、儂が下敷きになる形で床に倒れ込んだ
「いてて…え、あ、ヴァンさん!?」
『大丈夫かい?』
「や、俺は大丈夫ですけどヴァンさんが」
『別に儂のことは心配せんでもいい。君は一回ダウンしたら終わるんだから』
無意識のうちに体が動いていて撫でてしまった
マイキーくんはなんかこう、小動物っぽいんだよな
流石にマズいか、と思い見上げるとそこには顔を赤くした彼がいた
『マイキーくん?』
「ぇあ、はい」
頭に置いてあった手を彼の頬へと下げていく
指で少し撫でると身体をぴくっと震わせる
『…気付いてるかい?今自分がどんな顔をしているのか』
「え?」
顔をぐっと近づけて目を見つめる
数秒動かないまま見つめ続けると顔が更に赤く染め上がった
彼はそれを分かっているのか顔を逸らそうと必死である
「ヴァンさん、ち、近いです…」
『何か問題でも?』
「いや、その、」
面白いのでこのまま観察してても良いのだが、無線から大型が取れたとの連絡が入った
顔から手を離し、からかったことについて謝罪する
名残惜しい気持ちが残っているが、仕事に行かねばならない
『はは、分かってるよ。からかってすまんな』
「ヴァンさんはカッコよすぎるんであまりこーゆーことしないでください…心臓が持ちません 」
『嬉しいこと言ってくれるねぇ』
こんな会話をしているうちに松葉杖も取れていた
とりあえずアジトへと送ってもらうためにヘリに乗せてもらう
乗っている間は終始無言だったが、この状況を作ったのは儂なので仕方がない
アジトに着いたら着いたで「お大事に」と一言言ってそそくさと去ってしまった
偶にはやり返してみるのも良いものだ
兎を狩る鳥がいたって良いだろう
押せ押せのマイキーくんはやり返されて赤面してる姿が良いんですね
マイキーくんの扱いが適当なヴァンさんも良いですね