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(チームZ…?)
今、潔はチームZの寮を探している
(本…没収された、)
そう、潔愛読の本も没収されてしまったのである
(あ、った)
心臓の音が潔の体内に響く
それもそう。潔は自他ともに認める人見知りである
潔が扉を開けると、そこには沢山の人が居る
なるべく下を見て歩く
(299番…)
229番のロッカーを開く
中にはトレーニングスーツ?みたいな物が入っていた
恐らく着ろ。ということだろう
「___ハンドはなしだ」
絵心の説明が終わりモニターがプツッと切れる
すると上からボールが降ってくる
それと同時にモニターには五十嵐栗夢と表示された
「俺かよ!?」
直ぐに潔を狙う
当たり前である。五十嵐は300位、潔は299位
潔を狙うのが妥当だろう
潔は華麗に避け、五十嵐は他にターゲットを移す
こうとなったら潔の勝ちは確定
端っこで気配を消していれば良い
しばらく待っているとピピーッとホイッスルが鳴った
モニターに移っていたのは吉良涼介。
するとモニターに絵心が現れ
「結果はこの通りだ。
吉良涼介。ロックオフ」
吉良は何も言えず、そそくさと帰っていく
(誰とも喋らなければ、人見知りも何も無いはず…)
そう思い更衣室に戻ると声をかけられた。
フラグだ。フラグ回収である
「ね!君。名前何?」
金髪に黒の入ったメッシュ的なものが入っている髪型
「あ!ごめんごめん。俺、蜂楽 廻!」
「あっと…」
人見知り発動。
だが慣れた人なら発動はしない(筈…)
「いっ、いさぎよいち…」
「OK潔!俺、潔と気が合いそうなんだよね♪」
コクリ。と潔は顔を縦に降る
「そうだよね!それじゃ!」
(蜂楽さん…か)
よし、覚えておこう!と潔は頭に詰め込んだ