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どうも皆様、サカナです

やっぱ枢軸ですね、かわいい。

最近弟が学校を卒業しまして、お祝いで行った回転するお寿司美味しかったです。

あ、今更ですがこの作品は基本的に日帝しゃ目線で動きます。

それでは続きです。











現代。

それはあの戦争が終わり、 日本も大きく成長した今この時代だ。

元々私は「大日本帝国陸軍」ではなく、ただの「日本国」。

日本国は残り続けていたから、大日本帝国憲法がなくなっても、 右半身に火傷を残すことになっても、生き続けることができた。

なんとか生き残った海と私は、大日本帝国の息子という形でごり押しながら、現代に馴染んでいた。

そして、大人の私たちは仕事がある。

日本「あ〜…書類仕事は昔から嫌いだ…」

パソコンをカタカタと動かして、従いたいと思えないふざけた上司を相手に仕事をする…

便利にはなったが、病に罹りそうなほどストレスが溜まる。

書類系は真面目な空に任せていたからな…あぁ辛い…

日本「エナドリ…飲まなきゃ…」

ドイツ「お疲れだな、日本」

日本「あ〜…ドイツさん…お疲れ様です…」

彼はドイツ連邦共和国。

我が友ナチス・ドイツの息子さんで、現在の同僚である。

ドイツ「日本、あまり頑張りすぎるなよ。倒れたら元も子もないからな」

日本「肝に銘じます…」

もうこの会話は何度繰り返しただろう。

仕事には終わらせるべき納期があり、休んでいては間に合わない。

そもそも、そんな量を渡す方も渡す方だが。

ドイツ「…それじゃダメだ。今日こそはちゃんと帰れ 」

おや、今日は少し粘られる感じか。

日本「そうは言いましても、これ納期が3日後で…今終わらせないと、私が不味いんです」

ドイツ「はぁ…それ上司の仕事だろ?お前がやる必要はない」

日本「でも頼まれたものはやらないと…」

私は改心したのだ。

だから今まで殺した分、しっかり働きたい。ここで休んで誰かに迷惑をかけるなんて、私はもうしたくない。

ドイツ「日本は真面目だな。そんな仕事で残業や徹夜をし続けても、体を壊すだけだぞ。この前みたいにな」

日本「痛いとこ突きますね…」

実は既に数回、仕事中に倒れたことがある。その度に海…もといにゃぽんから一晩中怒鳴り叱られ、暫くの間は残業時間も減らすようになる。

…が、時が経つともう一度キャパオーバーになるまで働き詰めてしまい、また叱られる。これを繰り返しているのが現状だ。

ドイツ「にゃぽんに心配をかけない為にも、さっさと帰れ」

日本「で、では後この資料作成だけ…」

ドイツ「パソコンを破壊されたくなければ帰る用意しろ」

日本「はい」

ドイツはナチスとよく似ている。

私が無理をしようとした時も、こうして無理矢理休ませてくれた。

…懐かしいが、今はもう土に還ってしまった。もう2度と会えないのか…それとも、私が死ねば会えるのか…

…これに関して考えるのはやめておこう。


ドイツ「用意できたか?」

日本「はい」

ドイツ「じゃ、帰るか」

日本「…本当にいいんでしょうか…仕事を放置したまま帰るだなんて…」

ドイツに脅されたとて、やはり落ち着かないものは落ち着かない。

私のデスクにあった未完成の書類束は、上司のデスクに乗っている。

朝確認された時、怒られるのは私だろう。

ドイツ「大丈夫だ。…ちゃんと消すからな」

日本「…あ、ごめんなさい。何か言いました?」

ドイツ「いや、なんでもない。とにかく、日本は気にしなくていいからな」

ついぼーっとしてしまった…

寝不足のせいだろうが、人の話を聞き逃すとは…もっと精進しなくてはな。

ドイツ「ほら、行くぞ日本」

日本「は、はい!」

…まあいいか。

仕事の一つや二つくらい。役職があるわけでもないしな。






日本「…あの、どうして私はドイツさんのご自宅でソファに座らされているのでしょうか」

ドイツ「お前家遠いだろ?にゃぽんには連絡しておいたから、今日は家に泊まっていけ」

日本「あ、あはは…ありがとうございます…」

流石ドイツ、仕事が早い。

だが私の許可くらい求めて欲しかったな。

ドイツ「疲れてると思うが、風呂入るか?」

日本「そ、そこまでお世話になるわけにはいきません!泊めていただくだけで十分です!」

というか、入るに入れない。

私にはかなり酷い火傷跡があるのだ。見られて気分を害したくはない。

見るような事態になることもないだろうが、 可能性は避けるべきだ。

ドイツ「遠慮するな。湯も張ってしまっているから、むしろ入ってくれ」

日本「湯を張る文化もないのに何故…」

ドイツ「日本が入るならと思って…」

日本「入るとは言っていませんが…まあ、そこまでしてくださっているなら、しょうがありませんね…」

私も随分ちょろくなったな…

なんとか火傷がバレないようにしつつ、さっさと入らせていただこう。








「…日本には悪いが…私にも確認したい点があるからな。日本の首筋から時々見える火傷跡…あれがもし、アメリカから聞かされた“あの時”のものであれば…」

日帝…本当にお前なら、私は…

「私は、今度こそお前が傷つかないように守るからな…」

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