テラーノベル
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注意:皆様に向けて作られたものではありません
私の愛人、もといこの物語の基となる者へ
心からのリスペクトを示します。
第1章
ヒト
ヒト、漢字で書けば人。人間。
それは必ずしも罪を持っている
救いを齎してくれと手を伸ばす 私は糸を持つ。
救いあげてあげましょう。
ただ、その糸を掴むのは貴方だ。
貴方にはその手があるはず。掴める、きっと
さあ、掴め。
白に染まった草原が銀に光る。眩しいが過ぎる
抱いていたはずの愛しさが消えた
引き寄せたはずの愛しさは何処へ
ああ、神様。こんなに苦しいのであれば。
私は何のため生きる?目を閉じる。見たくない
やめろ、やめろ。背ければ背けるほどに追ってくる罪が私を掴む。お前らにそんな権利は無いのに
量産されてしまった私の残骸が形を成す
それは完璧の形をしてしまった。
第2章
完璧
後ろからの足音が止まらない
きっとあいつらは私を刈り取りに来ている。
完璧を作るために短い者も長い者も排除される
私は罪を犯した罪人だ
そうなのであれば私は排除されるに違いない
逃げる、逃げる、逃げる。
そのうち命令が下された
「足並みを揃えろ」
最初のうちは簡単だった。
「速さを揃えろ」
少しずつ
「周りに馴染め」
ああ
「頭を取れ」
できない!!!!!!!!!!!!!!!!!
「期待外れ」
言われた途端目にヒビが入った。いや、正確に言えば視界に日々が入った。
待て、根本的に違うのかもしれない。全てがひび割れている。
「貴様のような不完全は完璧を求めるにおいて最悪な汚点である。排除対象は即座に排除。」
頭が割れそうだ。
なんてことを言うんだ。
「何故ここまで生きているのだ。」
やめろ。私は私なんだ
「個性を捨てろ、足並みを揃えろ。」
うるさい!!!!!
私は人間として完璧なんだ!!!
「人間とは最も完璧から外れた愚かな凡愚であろう。なぜ完璧と言える?」
人間の中に完璧なやつなんていない!
不完全こそが人間の象徴であり、人間として完璧な要素の一つである!!!!
「不完全なのに完璧。矛盾が過ぎる」
「貴様にはほとほと愛想が尽きた。次へ進め」
ガコン。
裁判の終わりを告げた木槌の音
私は深くまで落ちて行った。
_第3章へ続く_
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