『ママは麗がいてくれるから元気が出るんだよ。麗がいてくれなかったら元気になれないよ。だからこれからもずっとママのところにいてほしい』
膝に座った麗を抱きしめながらそう言うと、彼女は、
「うにゅ〜♡」
甘えた声を出しながら私にもっともたれかかってきた。それが嬉しくて私ももっとギュッと抱きしめちゃう。
「麗〜大好きだよ〜♡」
それがマジの本音だ。シュンくんに対してそう感じてたのはほんの一瞬だったな。だけど麗に対してはその気持ちがもっとずっと強くなってく。
ホントすごいと思う。母親の愛情とかそんなありがちな言葉じゃなくて、母親だからとかそんなの関係なしでとにかく好きなんだ。好きで好きで仕方ないんだよ。