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うわあ…893くん、完全にいっくんのこと大好きじゃないですか🥺「いっくんしか見てないよ」からの顎クイキス、胸が詰まりました。嫉妬してるのに認めたくないいっくんの態度も、893くんがそれをちゃんと見抜いてて「鈍感すぎて困る」って言っちゃうのもすごく良かったです。コントラバス経験者で力強い893くん、ギャップすぎる…。バスの中で「時間早く過ぎちゃう」って言うの、甘くてずるい。2人の距離が詰まる感じがたまらなく好きです。次のエピソードも楽しみにしてますね🤍 みぅ🤍🥀
「ねぇ、89、((」
「893〜〜!!」
「………ぁ゛?あ、はい、何でしょうか」
俺が893を呼ぶ前に、右側から女子の声が聞こえてくる。やっっっと893の事を気軽に呼べるようになったのに、ここで思わぬ方向から邪魔をされるとは。
「893さん髪切ったよね…?」
「顔が元々いいからどんな髪型でも似合う…!」
「それな……かっこよすぎ……」
小声で女子が話す声も、全部聞こえてる。
俺は髪切ったって言う報告LINEされてんだからな。俺が一番893のことわかってる。
最近は893のファンクラブがあるとかないとか。
イケメンは大変だな。ため息が出る。
「っはぁ………」
呆れた。
「いっくん、今日何かあった?」
「いや、別に何もない」
何で自分でも機嫌が悪いのか分からない。
いろんな感情が混ざり合っている気がする。
でも、一つだけ聞きたい。
「893、最近女子人気すごくない…?」
「俺は吹部女子しか見てないけど…」
「そうだね〜」
そこは否定して欲しかった。モテている自慢みたいに聞こえてしまう。
「興味なんかないんだけどね〜…」
「寄ってくるから」
にわかにも信じがたい話だ。普通女子に寄ってこられたら嬉しいものだろう。男子というものはそういうもので、結構単純だと思う。この男は例外として。…俺はイジられてばっかなのに。
「…もしかして嫉妬ですか〜?」
「いや、そんなんじゃないから…」
って思いたい。
「もういちいち言い方可愛くしないでください」
「…え?」
嫉妬でもないだろうし、言い方をいちいち可愛くしている、という自覚もない。893はため息をついている。何のため息だろうか。
「流石に鈍感すぎて困るんですけど…」
「俺いっくんしか見てないよ?」
「はっ………/」
そう言って893は顎クイしてくる 。
何というロマ
「ん゛ッ………ぅ゛」
「ぅ…ッ…!は…ッ…馬鹿が…!」
「もう…いっくん力強くなっちゃった…」
「…は…お前は何でそんな力強いの…」
「あぁ〜…コントラバスやってたんだよね〜」
初耳すぎてびっくりする。これでフルートも完璧にできるなんて、何をしたらそうなるのだろう 。
「いっくんって中学の時何してたの?」
「………バリサク。」
「えぇ〜!」
「かっこよ〜。」
思っていた反応と違ってびっくりした。
もっといじってくると思ったのに。
「コントラバスしてたから力そんな強いの…?」
「うーーん、そうかもねぇ〜。」
「無理やりベースも持ってこうとしてたからね。」
冗談のように言って笑う。ベースがあるならチューバより重いと思う。…ベースを弾いている893を見てみたい気持ちがある。
「…バス来た。」
「えっ…はや。」
「いっくんといると時間早く過ぎちゃう。 」
一緒にいると楽しいって言われているようで嬉しかった。893は俺の手を引いてバスへ乗り込む。自然と口角が上がる。楽しかった。
てとら
269
#893いっくん
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↑ありがとう