真白side
これは私の少し前までの話。
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莉音子「いい?真白、貴方は誰よりもいい子いるの、私達のお願いは絶対、いいね?」
真白「……….分かった」
侑士「おい真白、何なんだこの点数は!」
真白「………..ごめんなさい」
一応、96点なんだけどな。
クラスメート(男)「おい〜、なんか言えよぉ〜! 人形みてぇで気持ち悪ぃぞぉ?(笑)」
真白「あっそ、」
こういうのはムシしたらいいって、せんせーが言ってた。
クラスメート(女)「ねぇ、何でいっつもそんな感じなのぉ? 何考えてっか分かんないしぃ、八方美人みたぁい!(笑)」
真白「別に、八方美人なんてしてないよ、目立つことしたくないし」
女子って面倒い。
いっつもそんな感じだった、
面倒臭くて、ぶりっ子はウザくて、自己中女子は家の自慢とマウントでウザい。
ブリ子「真白ちゃんってぇ♡いっつも感じ悪いよねぇ♡私ぃ、可愛いしぃ、優しいからぁ♡真白ちゃんとぉ♡合わなくてぇ♡だからぁ♡早くどっかいってくれなぁい?♡」
真白「……….そうだね」
私もアンタに合わせる気無いけど。
ある日だった。
ブリ子「きゃあ♡ 真白ちゃんがぁ♡ 睨んできたよぉ♡」
クラスメート(女)「うわっ、サイテー!」
クラスメート(男)「ブリ子が可愛いからって嫉妬したんだろぉ?」
真白「………一回くらい話聞けよ」
誰にもバレず、そう溢した。
ブリ子なんて、控えめに云ってゴキブリよりキモい。
鼻は殴られたみたいに低いし、豚鼻だし、目は異様にデカくて宇宙人みたいだった。
正直云うと、私の方が整ってる気がする(そんな訳ないけど)
家に帰っても、
莉音子「先生から聞いたよ?! 生徒を虐めたんだったね!?」
侑士「真白は女の子だろう! 何でそんなことするんだ!!」
真白「私、何もやってな_________」
侑士「煩い!」
バンッ! ってぶたれた。
別に痛くはなかった。空手やってるから、殴るのも殴られるのも慣れていたから。
真白「…………ごめんなさい」
侑士「いい加減にしろッ!!」
その日から、殴られたり、蹴られたりするのは、夜、寝る前に歯磨きする様な日常的になっていた。
食べ物も、服も、髪型も、口調も、部屋も勉強も門限も、
何もかも、親に縛られてた。
私の気持ちは興味無いみたいに。
だから家出した。
逃げてるみたいで癪だった。
でも逃げた。
あの場所に居たら、本当の私が消えてなくなる気がしたから。
取り繕った”私”も、本当の”私”も、
どちらも愛される気はしなかった。
家出して、かなり遠くのヨコハマに来た。
芥川とか言う奴に会った。
其奴は運良く私を家に泊めてくれた。
最初に会ったオッサンは下心しか無かったけど、其奴は私に興味は無かったみたいだった。
顔は整っていた、サイドの髪の先が少しだけ白に染まっていて何処かミステリアスだ。
睫毛も長い、其奴の妹も会ったことないくらい綺麗だった。
こんな兄弟といたら、自己肯定感がどっか行きそうになる。
金もいいくらいに貯まったらコイツらに金渡してとっとと出ようと思っていた。
其奴らと接する時は、半分本心、半分取り繕って接した。
兄の方は、私に余計なことを云われたり、こき使われると、嫌気がさした様な顔をする。
やっぱり、取り繕った私も、本当の私も愛されない。
コイツといて証明された。
だるかったなぁ……..、今まで。
とっとと死ねばよかったかも。
あの事も、誰にもバレちゃいない。
“あの事”がバレ無ければ大丈夫だ。
私はコイツらとフツーにやってける。
バレなきゃ、の話だけど。
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作者から
真白ちゃんの過去が明らかになって(?)来ました!
病みキャラみたいなってる…….どーしよ。
あの事とは?! 真白ちゃんはポトマ&探偵社にどういうことをするのか?!
このことを知ってるのはわたくし、千織だけですけれど。((ウザ
あと、
投稿サボったりしてすいません!!!!!!!!!!!
コメント
2件
真白ちゃぁあん病まないで〜‼︎ 鳴雷さん早く来て〜‼︎