TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する


静かに見守っているつもりだったのに、足元でつい砂利を踏んづけてしまった。


ガリッ…という耳をつく渇いた音が響いて、彼が顔をこちらに向けた。


「誰…だ…」


「……カイ……あの、ごめんなさい。邪魔をして……」


謝罪を口にしつつ、警戒心を露わにする彼の前へおずおずと進み出ると、


「……なんだ、あんたか…」


カイはホッとしたような表情を見せた。


「そっと見て、帰ろうとも思ってたんだけど……」


「あんたならいい…別に…」


ぶっきらぼうにも言うカイに、


なんだか嬉しみが込み上げるようで、「ありがとう…」と、小さく口にする。


「……もし、あいつだったらとも、思ったから……」


続く彼の言葉に、さっきの出来事がつぶさに甦る。


「あいつって……もしかして、シュウのこと?」


尋ねると、彼は「ああ…」と、短く頷いた。


「……そう。ねぇカイは、いつもここで歌ってるの?」


それ以上は何も語らない彼に、そう尋ねると、


「いつも、ここで歌ってる……」


ボソリと返事が戻された。


「……シュウたちから、逃げるために……?」


核心に触れることを訊いても、答えてはくれないかもしれないと思いつつも、訊かずにはいられずに問いかけると、


「……。……なんか、知ってるのか…あんた…」


再び警戒するように、カイが少し後ずさり私から距離を取ろうとした。


「……。……さっき、シュウに会って、話をされたから、それで……」


事の真意を告げると、


「あいつに?」


と、カイは驚いた顔をして、


「なんか言われたのか…あいつに…」


探るようにも訊いてきた。




クール系アイドルと、ヒミツの恋の予感?

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

3

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚