放課後、教室でのことだった。akとprが、何やら笑いながら話しているのを見た。いつも見ている光景のはずなのに、ズキンと胸が痛む。
「…だる、俺が彼女なのに……」
心の中で自分をどうにかしようとしても、どうしてもその光景が目に焼き付いて離れなかった。なんでだろう、どうしてこんなに胸が苦しいんだろう。
そのまま放課後を迎え、家に帰ると、akは相変わらずリラックスした様子でソファに座っていた。なんて言っていいかわからなくて、言葉が詰まる。
「……ak、今日、p~のすけと2人で話してたよね、?」
どうにか絞り出した言葉。
「ん?あぁ、でもいつも喋ってんじゃん?あんま変わんないよ笑」
そう答えるakの顔を、mzはじっと見つめる。
「……そう。」
ちょっとだけ俯いてしまった。
それに気づいたakが、にやっと笑った。
「…え、嫉妬してんの?笑」
「してるわけねぇだろ」
「本当に?」
顔に熱が集まるのを感じで、そっぽを向く。
でも、akはその視線を見逃さなかった。
「ま、やっぱ嫉妬でしょ?ほんとかわいいなぁ、笑」
「うるさい!」
akは笑って、俺の頭を撫でる。
「おいで。」
そう言って自分の膝に座らせ、少しだけふざけた調子で耳元に息を吹きかける。
「で、どうしてほしいの?」
「…!」
「どしたの、ちゃんと言わないとわかんないよ?笑」
「…だから、や、やめろって!」
akはやっぱり意地悪をしてくる。耳弱いのわかっててやってくんのはほんとばか。
「ほら、言わないともっとやっちゃうぞ?」
「ぅ…も、もう…!」
akの指が耳を撫でて、そのたび反応しちゃう。
「…もう、嫉妬しないようにしてくれる?」
「んー、まあ俺はmzちのことが一番だから安心して?」
「…ん、でも、そうやってみんなにかまわれるの…やだ。」
「じゃあ、俺だけにかまって欲しい?」
「………うん。」
その言葉に、akは顔を近づけて、また耳に息を吹きかける。
「…なら、今日の夜は俺が独占するから。」
その一言で、心がどきりと跳ねた。
コメント
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最高ですっ!✨ 僕も頑張って続き書きます!!
やっぱ天才ですわ
最高ももの栄養になった