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嫉妬

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嫉妬

1 - 嫉妬

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2025年06月15日

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放課後、教室でのことだった。akとprが、何やら笑いながら話しているのを見た。いつも見ている光景のはずなのに、ズキンと胸が痛む。

「…だる、俺が彼女なのに……」

心の中で自分をどうにかしようとしても、どうしてもその光景が目に焼き付いて離れなかった。なんでだろう、どうしてこんなに胸が苦しいんだろう。

そのまま放課後を迎え、家に帰ると、akは相変わらずリラックスした様子でソファに座っていた。なんて言っていいかわからなくて、言葉が詰まる。

「……ak、今日、p~のすけと2人で話してたよね、?」

どうにか絞り出した言葉。

「ん?あぁ、でもいつも喋ってんじゃん?あんま変わんないよ笑」

そう答えるakの顔を、mzはじっと見つめる。

「……そう。」

ちょっとだけ俯いてしまった。

それに気づいたakが、にやっと笑った。

「…え、嫉妬してんの?笑」

「してるわけねぇだろ」

「本当に?」

顔に熱が集まるのを感じで、そっぽを向く。

でも、akはその視線を見逃さなかった。

「ま、やっぱ嫉妬でしょ?ほんとかわいいなぁ、笑」

「うるさい!」

akは笑って、俺の頭を撫でる。

「おいで。」

そう言って自分の膝に座らせ、少しだけふざけた調子で耳元に息を吹きかける。

「で、どうしてほしいの?」

「…!」

「どしたの、ちゃんと言わないとわかんないよ?笑」

「…だから、や、やめろって!」

akはやっぱり意地悪をしてくる。耳弱いのわかっててやってくんのはほんとばか。

「ほら、言わないともっとやっちゃうぞ?」

「ぅ…も、もう…!」

akの指が耳を撫でて、そのたび反応しちゃう。

「…もう、嫉妬しないようにしてくれる?」

「んー、まあ俺はmzちのことが一番だから安心して?」

「…ん、でも、そうやってみんなにかまわれるの…やだ。」

「じゃあ、俺だけにかまって欲しい?」

「………うん。」

その言葉に、akは顔を近づけて、また耳に息を吹きかける。

「…なら、今日の夜は俺が独占するから。」

その一言で、心がどきりと跳ねた。

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