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誰かのおかしなお話

1 - 読み切りにする方法がわかりません(笑)

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2023年12月02日

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今から誰かのおかしなお話をします。

むかし昔あるところに 「ふつう」のハズだったまだ9歳の小学生がおりました。

その子供を仮に・・・そうですね、Aさんとしましょう。

Aさんには「親友」のハズの同級生(1人だけ歳下の「友達」がいたかもしれませんが)が何名かおりました。

・・・おかしいですね。

何で6年たった今、その人たちを思い出すとAさんはあまりいい気はしないのでしょうね。

Aさんは小学4年生の9月、お外に、出られなくなりました。学校も、行かなくなりました。

みんな行っていたのに、Aさんだけが行かなくなりました。

Aさんのお家の来客用のインターホンはいつも夕方になると「ピーンポーン」と音がなっていました。Aさんは声などからしておそらくいつもいっしょに帰っていた「親友?」たちだと思いました。

「ふつう」は開けるのか開けないのか、そんなことすらもAさんはわかりませんでした。わからなく、なりました。

Aさんはいつもドアを開けませんでした。「親友」なのかすらわからないその人たちはもうその時既に「親友」ではなくなっていたのか、はたまた元から違ったのか、それすらAさんは高校生になった今でもわかりません。

・・・おかしいですね。

気づけばとてもとても長い時が流れていました。

小学校を卒業して、中学生になって、その中学校も卒業して、高校生になりました。

・・・おかしいですね。何でまだAさんは苦しいのでしょうね。これでよかったハズなんです。このまま通信制高校で、高卒資格を取れればもうそれでいいんです。できる限り3年以内に必修単位をすべて取れればいいんです。大丈夫なハズなんです。

それでもAさんは怖いのです。何かを間違えたような気がしてならないのです。

確かAさんが小学6年生の頃は、吹奏楽部に入ると言っていました。もう高校生になったAさんにもよくわからない「青春」とやらを味わうハズだったのでしょうか。

・・・おかしいですね。ええ、本当におかしいです。気づけばもう6年が経ちました。それなのに、Aさんはなぜ、まるで呪われているかのように苦しんでいるのでしょう。「ふつう」も「青春」も「親友」?も「友達」?も、・・・そもそもAさんはまだそんなものが知りたいのでしょうか。語り手の私もよく知りません。

その他にもAさんは「性別」で狂ってしまいそうなほど、いや狂ってしまうほどだったかもしれませんが、悩みました。まあそれはまた別のお話です。

昔話なのにまったくめでたくない終わり方ですみませんが、これにてこのお話は終わりです。

面白くもなんともないボクの昔話を呼んでいただき、ありがとうございました。

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