テラーノベル
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キングside
「はあ…」
足りない。ずっと足りないんだ。何が足りないのかは分からないけれど、ターボーに抱かれたあの日から俺は変わってしまったようだ。
こんなんだから仕事も上手くいかない。出来ることなら早く解決してしまいたい。また抱いてくれと請うてしまいたい。
スマホを手に取り、ターボーへメッセージを送る。
ターボーside(視点移動多くて申し訳ないです)
通知音がなり、スマホを手に取る。確認すると、キングからだった。休憩時間で良かったと安堵し、自然と表情が和らぐ。
「ターボー、今日飲みに行かないか?」
愛用している ブ、ラジャー のスタンプとともに
「どうかしたのか?」
と尋ねてみる。
「いや、なにもない」
「飲みたい気分なんだ」
「なんかあったら言えよー」
なんだかはぐらかされた気もするが、避けられてはいないようで安心する。この間のことがあってから、なんとなくキングがよそよそしくなったように感じる。実際は俺以外は気づかないようなほんの少しの変化なのだろうが。
仕事が終わり、イマクニへと向かう
「おっ!!よく来たね〜!」
爽やかな笑顔で手を振ってくれるイマクニ、の近くに座っているキングを見つける。
「キング!待たせちゃったか?」
「いいや、俺も今来たとこだ」
「あれ…もしかしなくとも存在消されてるカンジ?」
「悪いイマクニ!!そんなつもりはないんだ…な、キング?」
「ああ笑」
穏やかな時間が流れる。事件のことも、キングとのことも全て忘れるような。
キングside
先程まではちまちま飲みながら談笑していた。だが、それでは飲み足りなくなってしまった。それに、もとより今日はとことん飲んでしまおうと思っていた。どんどん飲むペースをあげていく。
「いい飲みっぷり!!最高だね〜?」
イマクニに煽られて更に飲む。
俺と対照的に、ターボーはあまり飲んでいなかった。この間のことは「酒のせいですまなかった」と謝られたし、気にしているのだろうか。
「キング、飲みすぎじゃないか?」
「そんらことないぞ?ターボー、気のせいだ」
「呂律回ってないじゃねえかよ…もういい、何があったかは知らないけど今日は帰るぞ」
まだ飲むとかもう飲むなとか言い合ってるうちにターボーが会計を済ましてくれ、店を出る。外の風が火照った体を冷やしていく感覚が気持ちよくて好きだ。それに、ターボーが隣にいるのはもっと好き。
「ターボー、ありがとう」
「いや、俺は全然大丈夫なんだけどさ…」
歯切れの悪い返事なのが気になるが、眠さが限界で追及する気力もない。
俺の家でいいよな?とかなんとか確認されて頷いてしまったのは覚えている。
…いや、頷いてしまったのではなく、しっかり意志を持って頷いた。
しばらくリビングで休ませてもらい、水を飲む。先程よりは少し落ち着いたタイミングを見計らってか、ターボーが声をかけてくる。
「…なあ、キング。」
「なんだ?」
「今日あんなに飲むペースが早かったの、他に理由があるだろ?」
「なんでそう思う?」
「キングの事なんか全部丸わかりだ。」
「はは…そうだよな」
「で、どんなりゆ
「ターボー、抱いてくれ」
これ以上質問されてボロが出るのも嫌で、早く満たされたくて。あんなに言えなかったことが、酒に頼ればこんなに早く言えてしまった。
「…………いや、は?」
引かれただろうか。まあ構わないだろう。ターボーだって、酔って手を出してきたのだからお互い様だ。
「…お願いだ」
自分でも驚くほど震えた声を聞き、呆れて笑えもしない。顔をあげると、ターボーも驚いた顔をしていた。
「ああもう…分かったから、泣くな」
いつの間に泣いていたのやら、人差し指で涙を拭われる。
そのまま特に会話もなくターボーに手を引かれて寝室へ行き、押し倒される。
「なあ、本当にいいんだな?」
「いいもなにも俺から頼んだんだ、ターボーこそいいのか?」
「………いやあ、俺にとってはむしろ最高っていうかなんというかさあ…」
ターボーがボソッと何かを言ったように見えたが、自分の心臓の音に、とてつもない興奮に 、場の雰囲気に流されてしまう。
「なるべく優しくするから」
この言葉通り、本当に優しく触れられる。割れ物でも扱うかのように丁寧に。正直言えばもどかしく物足りないが、この優しさを向けられているのが自分だと思うと口角が上がってしまう。
「んっ…ふ…♡」
「キングってキス好きだよな」
「は…?」
「すぐに蕩けてるじゃん笑」
そう笑われ、キスをされながら服を脱がされる。しつこいキスに翻弄され、もう既にどろどろだった。恥ずかしかったが、隠せる訳もなくすぐにターボーにバレてしまう。
「キスだけで勃ってんのか」
「う…悪いかよ」
「そんな目で睨まれても怖くねえよ、かわいいだけ」
「かわ…!?」
「…あー、聞かなかったことにしてくれないか…?」
とは言われたが、今のを忘れるなんて無理だ。ターボーに可愛いと言われるのは、すごく嬉しかった。もっとたくさん言って欲しくなる。
「ターボー、まだ触んないのか?」
「キングは欲しがりだな」
やれやれと呆れたように笑う彼だが、その目は獲物を前にした肉食獣のようにギラギラと光っていた。
↓途中から
さっきまで散々胸をいじられ、屹立を何度も扱かれてイかされて限界だった。胸だって初めは感じもしなかったのに、ターボーが触るとすぐに気持ちよくなってしまう。
「気持ちいいか?」
「ん゛っ♡きもちい…ターボーが゛♡さわるとこぜんぶ…♡♡♡」
「っ…それは反則だろ」
もう入るだろうとナカから指を引き抜き、怒張にスキンを装着するところにさえ興奮し、もっともっと欲しくなる。早くナカを埋めてほしい、満たして欲しい。そんな心の内が見透かされているのかいないのか、ターボーがふっと笑う。
「痛かったら言えよ」
と声をかけてから、先程まで指が入っていた場所に、怒張を押し当てられる。
丁寧に愛されたおかげでとろとろのそこに、指とは桁違いの圧力がかかる。この瞬間は少し不安になるが、ターボーのを受け入れるためなら頑張れるし満たされるんだ。
「全部入ったぞ」
「ふ゛ぅ…っ♡♡うれし、い…♡」
「あーもう…かわいい…♡はあ、今日は余裕もってやれるかと思ったんだけどな…」
「ん…?♡」
「動くからっ、な…♡」
ずろーっと引き抜かれ、一気に最奥まで貫かれる。
「や゛あ゛あ゛っ♡♡♡♡む゛ぃ、♡むりい゛♡♡とまっ、て゛♡」
「かわいすぎ、止めらんない」
いたずらっぽく笑い、さらに激しく腰を打ち付けられる。肌と肌のぶつかり合う音と、水音が部屋に響く。
「お゛ぁ゛♡♡激しっ♡♡も゛うイってぅ゛♡♡♡♡きもちい゛、のっ♡いらなぃ゛か゛らぁっ♡♡♡」
「あんなに可愛くおねだりしてきたのはどこの誰だよ…?」
「う…♡でも゛っ、もうむり゛♡♡♡」
「はは…もう少し頑張れるよな?」
「や゛あ゛あ゛っ♡♡♡なんでもっとっ♡激しく…お゛♡♡♡む゛りっ♡」
目の前がチカチカとサイダーのように弾け、白くなる。
「まだトぶなよ、起きろ♡」
ゴリュッ♡
「ッ、?ぐぅ……ぅあ!?♡なんでえ゛♡♡」
「おかえり、キング…♡」
「ふか゛い゛!だめなとこ、っ♡あた゛ってるか゛らあぁ゛♡♡♡」
ズチュッ♡ゴツゴツ♡♡♡ゴチュッ♡
「そうだな…?1番奥、当たっちゃってる」
「奥までいれられたら今よりもっと気持ちよくなれるだろうな、キング?笑」
「っ♡もっと…?♡♡♡」
「…それはまた今度、な♡」
バチュッ♡♡♡♡
行き止まりのはずのソコをノックするように打ち付けられていたそれを引き抜かれ、今までよりも奥へと打ち付けられる。
もう限界だった。
「か゛はっ♡♡も゛イく♡♡♡」
「イけ」
「ッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜♡あ゛っ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡…………………」
ターボーside
「あー、…またやりすぎちまった」
気絶するまでやり続けてしまって申し訳なくなる。いつも酒を飲んで、それに流されてこんなことをして。もうやめてしまいたかった。キングはこれをよく思っていないはずだ。
どちらのものかすらもわからない体液にまみれた体を拭き、冷えないようにと毛布をかける。
風呂に入りたかったが、このまま寝てしまいたい気分だった。酷い有様のシーツを変えるのも明日の自分に任せて意識を手放した。
「ん゛…ターボー、お゛はよ…」
「声…というか腰、大丈夫か…?やり過ぎた…」
「うっ…大丈夫…」
照れたように目を伏せるキング。
「…もう、やめないか?」
「え…」
「酒に流されてこんな事をするなんて。キングだって望んでないだろ」
「っ…流されてない!!!飲んだのも、抱けって言ったのだって自分の意思だ!!!」
「は?」
_____________________
ここで終了ですー!!!(///ω///)🎀
難しかったです。でも書くのがすごーく楽しいです!
皆さんが♡やコメントをくれるおかげです♩
あんなにたくさんの♡をいただけるなんて思っていませんでした!♥>ω<
気軽にコメントしてください!コメント返信が好きなので…笑笑
次回は ♡1500 で書きます
超えるかわかんないです笑
ありがとうございました!つω<🌟
コメント
16件
はあぁぁぁぁ💞本当に最高でした💞酒の力に頼って誘うキング可愛過ぎませんか…??普段も可愛いのに可愛さが更に増してて本当に最高でした💞💞もうマジで神です💞💞フォロバ失礼します🙌

違うんだよ、コメントしたいのにさ、脳が文章作ってくれないんですよ。タボキン好きな方に是非是非見てほしい作品
お酒飲の力に頼って頑張るキング可愛すぎるでしょうが…あと小説書くの上手すぎませんか?