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🟦×🏺詰め

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🟦×🏺詰め

1 - 「 この 胸の 痛みは . 」

♥

900

2025年05月12日

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🟦🏺。付き合ってる。なんなら同棲してる。




色んな人と仲良くしてる🟦を見て🏺が嫉妬しちゃって、柄にもなくシクシク泣いてたら見つかっちゃってそのままアッツアツのイチャコラしちゃう話。





——————-‐——————-‐——






アオセンは、誰とでも仲が良い。 そりゃああんなに優しくて面白くてフワフワしてる人だったら好かれて当然だろうが。


そんな人が俺の恋人なんだぞ!って自慢したいくらいには、ちゃんとしている。

それで良い、それで良かったハズなのに。警官として、愛想が良くて優しいのは一番の事だ。だから、


胸がズキズキ痛むのは何でなのか、サッパリ分からない。


こんな痛み経験した事ねぇ、アオセンが仲良くしてるトコ見ると苦しくなるビョーキにでもかかったか? なんてな。ンな理由で病院に行くなんて真っ平御免だぞ俺は!


そんな理由絶対笑われものになる。だからと言ってアオセンに相談するのも却下だ。アオセンは過保護すぎる。俺が病気にでもかかったら騒ぎ立てるだろうしな。第一、迷惑はかけたくねえ。

そーやってウダウダ悩んで突っ立ってたら、外からヘリの音が聞こえた。アオセンのヘリだ!そう思って外に駆け出す。そこで目に飛び込んだのは、アオセンに運ばれる仲間の姿。アオセンが、俺以外を、抱っこ、して。


「…っクソ」


居ても立っても居られなくなって、何も持たずに家へと走り出す。


「え、ッつぼ浦!?」


後ろで聞こえた気がしたアオセンの声が、更に背中を突き刺すように痛みを増やす。振り返りたい、今すぐ抱き着きたい。皆の前で、俺のだって言ってやりたい。でも、でも。






そのまま走りに走って、家まで到着した。

連絡も何もせずに帰ってきてしまったと今更後悔するが遅い。あーもういい、なんてヤケになりながら独自の制服を脱ぎ捨ててベッドに横になる。


「…っ、ッ…ぅ゛…っ」


声を抑えて、アオセンの匂いが微かに残っている布団を破れそうなほどキツく抱き締めながら涙をぽろぽろと零す。周りに見られたららしくない、なんて言われんのかな。自分でもそう思う。それ程、アオセンに心を掻き乱されてしまっているんだと実感させられた。


「クソ、くそ…っ、ぁお、せん…、あおせんなんて、きらい、きらいだ…ッばか、やろう…っ」



「誰の事が嫌いだって?」



背後から聞き慣れた声がした。



「ぇ、…っ、ぁ、お…せん…?」


吃驚して思わず勢いよく立ち上がる。上手が声が出せない。けれど、それどころじゃない。誤解を解かないと、早く。


「ふぅん…つぼ浦は俺の事嫌いなんだ?俺はこんなに好きなのになぁ…」



「…うそ、だ」



「え?」



「だっ、て…っあおせ、ん、他のやつと、すげえ、仲良いし…、あおせん、人気者、だし…ッおれ、が、いなくたって」



言葉を続けようとした瞬間、唇に暖かい感覚が走った。言葉を遮られるように深く、深く口付けをされて。


「ッんん、っぅ…ふ、…ゃ、」


俺の脚ががくがくと震えて、立てなくなったところで唇を離された。崩れ落ちそうな俺を抱きかかえるようにして支えるアオセンに、耳元で囁かれた。



「つぼ浦、よく聞いて。


俺はつぼ浦以外見てないし、つぼ浦の事が世界で1番、…いや、宇宙で1番大好きだよ。愛してる。だからそんな事言わないで。俺はつぼ浦無しじゃとっくに生きていけない。」



唐突に耳に流れ込む愛の囁きに脳がパンクしそうになる。更にぼろぼろと涙が溢れ出し、止まれ、止まれと念じても止まってくれやしない。口が、勝手に動いていた。




「おれ…ッあおせんが、他のヤツと、距離近いとこ、見ると…ッ胸の辺りが、くるしく、なって…ぎゅって…っ、おれ、びょうきに、なったかも、しんねぇ…ッ」



嗚咽混じりにそう吐き出すと、アオセンは心底面白そうに笑い出した。何笑ってんだ、こっちは本気だぞ。



「っふ、ふふ…ッははっ!ひぃ…、 そんな怖いカオしないでよ…、ごめんって…大丈夫、それは病気じゃないよ。嫉妬だよ嫉妬。」



『ああ?嫉妬だァ?…………。』



思い返せば、 心当たりしか無い。言葉を返せず 黙りこくってしまう。

「あっはは!ほんと、かわいいなぁ…俺のこと好き過ぎて俺が他の人と仲良くしてるとモヤモヤしちゃうんだもんね?ね、つぼ浦。」


『ぅるっせぇ、』


なんて弱々しく言いはしてみるが、それが本心では無いことはとっくのとうに見透かされていて。真っ赤に染まった耳がそれを示していた。


『ッひ!?』



赤くなった耳をかぷ、と蝕むように甘噛みされた。アオセンがその位置のまま喋り出す 。

「かわいい、かわいいよ、つぼ浦。大好き。不安になったら幾らでも言ってあげる」



『ぁ、ぅ、ッやめ、やめろ…っ耳元で、喋んないで、くれ…ッ』



は、は、と小刻みに生温い息を吐き出すつぼ浦は酷く官能的で、思わず口角がつり上がってしまう。



ずっと、ずぅっと、離さない。離してあげない。こんなつぼ浦の姿、仲のいい同期も、仲間も、誰も知らない。普段饒舌で調子が良いつぼ浦をこんなに出来るのは俺だけなんだと、優越感が湧き上がる。



大好きだよ、つぼ浦。

そう心の中でもう一度呟いて、がぶりと項に噛み付いた。





——————-‐——————-‐——




嫉妬って存在がよく理解出来てなくて、初めての感覚に頭の中???になっちゃう🏺がひたすらに可愛い。




閲覧ありがとうございました👋🏻‪良ければいいね・フォローしていってください。

次の投稿をお楽しみに。

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