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数年前に書いてた淫魔太中♀見つけたのであげときます。
小4くらいに書いてたやつ。
・・・四年経っても文章力全然変化してないな。
その時の淫魔の解釈が世間一般と違うんで気をつけてね
全体的に淫魔は知能が低いって思っときゃ大丈夫です。
煤けた空気が澱む貧民街の路地裏。瓦礫の山と悪臭に満ちたこの場所は、人間ですら長く留まることを忌避する吹き溜まりだ。ポートマフィアの幹部である太宰治にとって、今日の視察はただの気まぐれに過ぎなかった。
しかし、その視界の隅に掠めた小さな影が、太宰の足を止めた。
暗がりに身を潜め、飢えと衰弱で骨が浮き出た小さな身体。背中から生えた蝙蝠のような翼はぼろぼろに裂け、短い角にはひびが入っている。それは、人間から忌み嫌われ、玩具として売買される下級魔族、淫魔の成れの果てだった。
太宰が近づくと、その淫魔は喉の奥で獣のような低い威嚇音を鳴らした。
「おや、珍しい。こんなところにまだ息のある個体がいたなんてね」
興味本位で手を伸ばした瞬間、鋭い爪が空を裂く。警戒心だけで生きているようなその瞳には、恐怖と拒絶が色濃く浮かんでいた。四足で地面を掴み、今にも逃げ出そうとするその華奢な肢体を、太宰は容赦なく押さえつけた。
「暴れないで。……ああ、随分と痩せている。このままじゃ精液を摂取する前に消えてしまいそうだね」
中也と名付けたその淫魔は、最初は太宰の気配を感じるだけで背中の翼を震わせ、部屋の隅で丸くなっていた。無理やり抱こうとしても、その身体は硬く強張るばかりだ。言語を解さない彼女にとって、太宰の言葉は音の羅列に過ぎず、ただ「捕食者」としての恐怖を掻き立てるだけだった。
それでも、太宰は根気強く、あるいは退屈凌ぎのように彼女を撫で続けた。
冷え切った肌に触れ、栄養不足で脆くなった身体を温め、ただひたすらに自分の存在を刷り込んだ。淫魔にとって性行為は生命維持のための栄養補給に過ぎない。けれど、太宰が求めるのは、単なる排泄行為のような悦楽ではなかった。
次第に、中也の警戒心は、彼女特有の依存心へと塗り替えられていった。精液を飲ませ、その栄養で再生する柔らかな肌を愛でる。何度も抱かれ、乱され、擦り切れるように快楽を教え込まれるうちに、彼女の身体は太宰という主人の形に馴染んでいった。
同棲を始めてからどれほどの月日が流れただろうか。
今、中也は太宰のベッドで、微かな吐息を漏らして眠っている。かつてのスラムで汚れていた肌は白磁のように滑らかで、背中の翼も尾も、あの日傷つけられた痕を残したまま美しく整えられている。
ふと、中也が苦しげに身じろぎをした。空腹のサインだ。太宰は眠る彼女の側頭部を優しく撫でる。まだ幼い獣のような知性しか持たない彼女だが、今の彼女は、太宰の指先に触れられるだけで下腹部に淡い桃色の淫紋を浮かび上がらせる。
「ちゅーや、起きているんだろう?」
太宰の声に、中也の瞼がゆっくりと開く。黄金色の瞳が潤み、真っ直ぐに太宰を捉えた。かつての警戒心は消え失せ、そこにあるのは盲目的なまでの渇望だ。
中也は言葉を話さない。けれど、四肢を絡め、太宰の胸元に顔を擦り付ける仕草だけで、今の彼女が何を求めているかは明白だった。
「……可愛いね。やっぱり、君は僕がいないと生きていけない」
太宰が身体を重ねると、中也は小さく「……ちゅう、や……」と拙い単語を紡いだ。それは唯一、太宰が幾千回と呼びかけ続けたことによって彼女が習得した、主人の名前を模倣した音だった。
文章を作ることも、複雑な感情を言語化することもできない。それでも、太宰の精液を体内に注ぎ込まれる瞬間、彼女の下腹部に刻まれたハート型の淫紋は、誰よりも鮮やかに、幸せの色に染まる。
淫魔は精神的にもろい。だからこそ、太宰の愛がなければすぐに砕けてしまう。
けれど、裏を返せば、太宰さえいれば彼女は幸福の檻の中にいられるということだ。マフィアという冷酷な組織で生きる太宰にとって、この歪で、底なしの依存関係こそが唯一の安らぎになっていた。
中也が太宰の肩に爪を立て、快楽に背中の翼を羽ばたかせる。シーツが乱れ、部屋に甘い空気が満ちていく。
何度も何度も抱かれ、快楽の底で溶かされるたびに、彼女の身体はより深く、より濃厚に太宰の色に染まっていく。
「いい子だ。もっと僕に溺れればいい」
太宰は中也の首筋に顔を埋め、深く愛を刻み込む。
外界の冷たさも、ポートマフィアの硝煙も、ここには届かない。ただ飢えを満たし、満たされ、永遠のような愛撫を繰り返す。
朝が来れば、夜の傷は跡形もなく消えている。だが、太宰の刻んだ愛の痕跡だけは、彼女の身体の奥深くに、名器としての記憶として刻まれていく。
中也は太宰の腕の中で、満足げに目を細めた。頭の悪い淫魔にとって、この瞬間が世界の全てであり、太宰治という男が、彼女の命の源泉であることに変わりはない。
「愛しているよ、ちゅーや」
返事はなくとも、中也は太宰のシャツをぎゅっと掴み、その胸元に熱い頬を押し付けた。
淫紋が淡く光り、部屋には静かな幸福が満ちている。
かつて貧民街の路地裏で震えていた獣は、今や一人の冷酷な幹部の腕の中で、ただ彼を愛するためだけに生きていた。それがどれほど歪で、脆い関係性であっても、太宰にとってはこの上なく甘美な箱庭だった。
二人は重なり合い、闇に溶けゆく。
誰にも邪魔されない、淫魔と飼い主の、永遠に終わることのない夜が続いていく。
コメント
6件
共依存・知能低め中也がまっっっじで好きすぎます! 続きも楽しみにしてますね
うわああああ!!😭💕 太中♀×淫魔設定、天才すぎません!?!? 小4で書いてたやつとか言うけど、この歪な依存関係の描き方が既にエモすぎてやばい…「ちゅーや」って名前を覚えた単語、ハート型の淫紋、幸せの色に染まる描写…全部が尊くて胸がぎゅっとなる😢💔 飼い主に絶対依存してる淫魔ちゃん×冷酷なのに甘やかす太宰、最&高……続きが気になるよ〜!!⋆♡