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⚠太中
それでは行ってらっしゃい👋
中「なぁ、修治……?」
太「どうしたの?」
中「名前以外に、覚えてる事ってあるか?」
太「んーと、名前、死んだ理由、大切な人がいた事そしてその人が好きだった事、それを全て思い出さないと成仏出来ない事、くらいかな?」
中「ところで、それはなんだ?」
俺は太宰が手のひらで転がしている球体に目線を向けた
太「嗚呼、これ?これは水だよ〜」
その硝子玉ほきさの水を顔にパシャリとかけてきた
中「うわっ、やったなぁ”〜!」そして俺達はしばらく水を掛け合って遊んだ
太「ふふ、楽しかった!ありがとう!中也!」
その笑顔は、生きてた時よく俺に見せてくれた笑顔と全く一緒だった。
太「ねぇ、中也の好きな人どんな人なの?」
中「俺の好きな人はな、少し生意気だけど優しくて、少しツンデレで、笑顔が可愛くて何だか儚い奴!」
太「まるで、女神様みたいだね(笑)!」
中「たしかにな!」
街並みに6時を知らせる鐘が鳴り響いた
その音は、少し大きくて太宰の存在が目の前から消えそうな物にも聞こえた
太「またね!中也!明日も会いに来てね!」
太宰は水辺から俺に元気よく手を降っていた
中「おう!」
嗚呼、彼は間違いなく
昔読んだ本にあったひとつの言葉。
「貴方の姿は見えなくなってしまったまるで
地面に染み込んで何処かに消えた雨のように」
まるでこれは人の死を現してるようでまたは人では無い何かを表してるようにも捉えられるものだった。
太「中也、、?それ怪我したの?」
中「ん?嗚呼、ちょとな…」
太「貸して、」
太宰は優しく包帯を摂ると傷口にそっと手を添えた
すると少し眩い光が太宰と俺を包み込んだ
目を開けると、さっきまであった傷が消えていた、
太「よし!綺麗な体に傷は似合わないよ…?」
中「え?嗚呼、、」
太宰は、泣きそうにも見えて嬉しそうにも見える笑顔で笑った。
その日は太宰を眺めていた、水滴と戯れ会う姿は子猫のようだった。
だけど、その顔は
初めて見た太宰が泣いてるところなんて、いやそれはただの雨で濡れた顔から垂れた水滴かもしれない……
築いたら俺も泣いていた…冷たい雨と涙が混じり冷えた涙がアスファルトに寂しく落ちた。
太「……!」
そうすると、太宰は俺が泣いてるのに築いたのか、近寄ってきてそっと抱き締めてくれた、透けていて冷たい身体、生気をとてもじゃないけど感じれない、それでもその時は何故か今まで抱き締められたどの人よりも暖かくて落ち着く物だった。
中「ありがとう太宰……もう大丈夫だぞ…」
そう言うと、太宰はそっと俺から離れてこう言った
太「良かった、」太宰の茶色い目はこっちに真っ直ぐ向いていた、その目は少し俺を見るとすぐに目線をずらし、他の方を見てしまった…
少し顔を此方に向けて、太宰に軽く接吻をした。
太「なっ///は?中也?!」
さっきまで落ち着いた表情は崩れ透けていてもわかってしまうくらい頬を紅らめていた、俺が意地悪そうに笑うと、少し隠した顔を出し頬を膨らませ怒っていた。
中「慰めてくれたお礼だありがとな、」
太「どーいたしまして……/」
やっぱり、太宰は天使のようだ…
おかえりなさい〜!
水辺の女神には実は元になったお話があったりなかったり、?
その話はまた今度!
チャットノベルの方の「歩けないチビチビ太宰さん」!
も是非ご覧下さい!