テラーノベル
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「他者とのそういうコミュニケーションどこで学ぶわけ?弱者のふりした支配構造っていうかさ」
「ある程度は自覚的にやってるわけか。ますますタチが悪い」
ああ、あの人からの言葉が頭から離れない。
弱者のふりをして何が悪いの?
僕にはそれしか教えてもらわなかったんだよ
そう思いながら頭の奥に沈んでいる記憶を覗きこむ。
「ねぇ、千ト助けてくれない?」
これは何歳の事だったろうか、、
あの人はいつも僕に会うときこの言葉を言いながらやってくる。
なんで?そう聞いてみた。
もしかしたらしっかりした返事が返ってくるかもしれない。
「僕は千トと違って、弱者だから助けてもらわないと」
弱者……それは何?
僕から自由を奪ってるあの人は弱者なのだろうか?
逆じゃないか、僕の方が弱者ではないか?
弱くて、弱、くて、よわくて、よわ、くて
逃げた。どこかもわからない。
なんで逃げたかもわからない
今ならわかる。あの人といなかったら何か違う存在になれるかもしれない
僕も弱者になれるかもしれない
端から見れば「何を言ってるんだ」という話だ。
だが、僕はそれが生きてるって感じがした。
例えば僕が転んだら
「大丈夫、僕?」
例えば僕が泣いてたら
「こらこら、泣かないの」
ほら、僕の話を聞いてくれる
こんなにも明るくて眩しい人たちの目に移れるーー
きっと、あの人は僕と同じなのだ。
光に縋ってしまった。
同じ闇を持つ者同士
そして、
闇を嫌うもの同士
としてわかるのだ。
「おい、皇千ト!僕の話聞いてるのか?」
記憶の底から上がってくると目の前に恵美さんがいた。
「え、恵美さん……どうしたんですか?」
「やっぱり、僕の話聞いてなかったんだ……ナイトアウルとスワロウテイルの合同調査で君は何の成果がでたの?って聞いてるの」
そうか、と思い出す。
ここは会議室で合同調査の最中だったのだ。
こんな因縁の相手みたいな2ハウスを結びつけるネストの考えは読みきれない……
「え~、わかりません😭」
いつものように弱者のふりをする。
これが僕なのだ
誰が何と言おうと、これこそみんなが知ってる皇千トなのだ。
お久しぶりです!!
「ライヘンバッハの襲撃」の方はちょっとスランプ気味でして……全然投稿できてなくてすみませんでした😭
↓解説(読まなくても⭕)
このお話は「バラバラの散歩者」でまどかさんが言った言葉を千トくんが考えている様子を表したものです。
途中で現れたあの人は仮想の人物です。
誰か…とは「ライヘンバッハの襲撃」を見てたらわかるかもしれませんがある人を意識して書かせていただきました!
千トくんの弱者のふりがこんなことが原因だったらいいなと過去を捏造しまくりました
私の勝手な考えですが、まどかさんと千トくんは似てるな…って思ってます
お話でも書いてましたが、どちらも何かに縋ってるとこがよく似てると思います。
next→♡200
炭酸@サイダー🌠💙🎧️
1,598
こお
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コメント
3件
こんばんは〜美月ゆめかです🌸 第4話読んだよ!千トくんの「弱者のふり」ってキャラの裏側がすごく深く描かれてて胸がギュッてなった😭「僕も弱者になれるかもしれない」って思う感じ、めちゃ切ない……しかもまどかさんと「闇を嫌うもの同士」ってリンクするのがエモすぎる!!最後に「わかりません😭」ってヘラっと戻るとこ、全部含めて千トくんの人間味が出てて好きだな〜。 あと解説パートもすごく刺さった!作者さんのキャラ愛が伝わってくるよ。続きすごく気になります!