吐き表現あり
呂戊太
ハッ、ハッ、ウ”ッ、ゲホゲホ、、
ハァ、ハァ、
どうも昔からこう言う大勢の人に見られてなにか言葉を浴びることが苦手だ
それは一つ一つの言葉、表情に嫉妬、恨み、怒り、妬み、その中には好意、恋愛など、色々な言葉、感情がある、
そんな感情を出さずに思っていないことを簡単に口にできるのが言葉、
言葉には出さず1番に持ちを表せられるのが表情
その一つ一つの気持ちに敏感になるのはきっと、いや、絶対にあいつのせいだ
少し飛ぶがこれは俺の小さい頃のお話
僕は昔から母親に縛られて生きていた
母は優秀が好きだった、大好きだった。
兄は昔から頭がいいから遊んでも何も言われない。
でも僕は頭が良くないから家に帰ったらすぐに机に向かわされた
100点満点とらないとご飯も恵んでもらえないし点数が悪いと学校にも行かせて貰えずに24時間勉強に向き合わされた
母は周りからの評価が大事なのか週に1度人目がつきやすい時間帯に出かけるのが日課だった
その度周りの親達は
親達
仲良いねー!
仲良くて羨ましいは〜
どうやったらそんないい子に育つの?
私の子は〜
なんて言われる度満更でもなさそうな顔で
母親
そんなことないですよー笑
奥さんの子供の方が仲良いでしょう
この子達もまだまだですよー
なんて子供を商品にしているような口調で嘘を並べる。
正直この時間がすごく嫌いだった
呂戊太
ゲホッ嗚呼、もう嫌だな…
なんて言った瞬間勢いよくドアが開かれた
バン!
希
なぁ、大丈夫か?
急に飛び出したから追いかけたら嗚咽が聞こえたからびっくりしたよ
少し息を上げながらそんな事を言う彼を俺は ヒーローだと思った
だって何時もは俺の事を心配したり追いかけてくれる人なんて1人も居なかったから、
呂戊太
ウウッ…グス…ヒック
希
だっ大丈夫か?オロオロ
少し焦りながらも俺の事を心配してくれるそんな姿が凄く嬉しくて余計に涙が出てしまう。
呂戊太
ありッがとう、ありがとうポロポロ
こんな俺をッ心配してくれて…ポロポロ
希
なぁ、こんな俺なんて言わないで…?
悲しそうな、寂しそうな声を出す君の顔は口元しか見えないがとても優しくて安心した。
次の瞬間張り詰めていた糸が切れたのか俺は深い眠りについた。
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