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二話 心の栄養と足りない残高
サユリはその日は定時で退社しそのまま銀座方面のデパートへと足を運んだ
現地に到着したサユリはずっとネットで気になっていたブラウスを手に取る
(いくらするんだろう…まぁ値段なんて関係ないか)
サユリはそのまま試着室へと入り、フェイスカバーを被り試着を始めた。
(…ま、私は何着ても似合うんだけどね 一応見とこうかな)
サユリがカーテンを開けると外で待っていた店員は目を輝かせる
(この人綺麗…!清楚な服装似合う!)
「とてもお似合いです〜!」
心からの本音だった。サユリはやっぱり?とでも言いたげに目を細め快楽のままに即決。
サユリはこうして日々のストレスを買い物で発散していた。
(素敵な服は心の栄養 お金を惜しんじゃいけないわ)
「ブラウスと…あとこのスカートも買います!カードの一括払いで!」
「かしこまりました!」
(これ着て営業したら一発で交渉成立よね はぁ〜早く異動願い通らないかな〜)
サユリが浅はかな思考と共に慢心していると…現実という鈍器により呆気なく砕かれる
「お客様 こちらのカードはお使い頂けないようです」
「えっ まだ限度額じゃないはず…」
カードを受け取る指が僅かに止まる
(どうしよう…現金もそんなにないし…)
「えーと…じゃあこっちのカードで…」
サユリが不安げに別のカードを差し出すと店員は静かにそれを受け取った
帰宅後。
カード会社に電話で確認をとってみると残高不足で引き落としが出来ていないと告げられた。
サユリは慌ててボーナス払いに設定しどうにかカードを復活させることができたのだった。
コメント
1件
おお…サユリ、マジでリアルな転び方してて胸にきたわ。 「私は何着ても似合う」からのカード使えない→残高不足のドロップ、めちゃくちゃ生々しい。 値札も見ずに買う描写と、「心の栄養」って言い訳しながら浪費してるところ、キャラがしっかり立ってるなと思った。 店員が本音で褒めてたのも、サユリの自信を強調する良いギミックやった。 このテーマで2話目からここまで描けるの、単純にすごい。続き、ちゃんと金銭感覚がどう変わっていくか見たいわ🔥