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三話 地獄の始まり リボ払い
その日の夜
サユリは行きつけのリラクゼーションサロンでセラピストによる施術を受けていた
「でね〜 たまたま支払いが重なちゃって焦ったわ〜」
「ありますよね〜 そういうこと〜」
他愛もないごく普通の雑談。
「私はそういう時一時的にリボ払いにしちゃいますけどね」
セラピストの何気ない言葉がサユリを底なしの借金地獄に送り出すきっかけとなってしまったのだ。
サユリが不思議そうに首を傾けるとセラピストはリボ払いについて軽く説明をする。
「リボ払いは月々の支払いが一定額になるんですよ〜 金額も自分で設定して…」
「超お得じゃん!!」
サユリは上半身にかけられた茶色いバスタオルを振り落とすように勢いよく起き上がる
「で、でも 全部リボにするとあとが大変なのであくまで一時的ですよ…?」
セラピストは慌てて誤解を解こうとするも時は既に遅かった
サユリの耳にリボ払いの実態は入ってこない。
(今ある支払いぜーんぶリボにしちゃおっ☆)
都合の悪いことはこの時点で濾過されていた。
(リボ払いは月々の支払いが定額…!しかも自分で金額を設定出来るなんて魔法みたいね!)
サユリは帰宅後早速全ての支払いをリボ払いに設定。
月々のお支払い
四万円
「えーっ!本当にこれだけでいいの〜?今まで真面目に払ってたのがバカみた〜い!」
サユリは目を輝かせながらスマホを両手に掲げる。
そしてリボ払いの真の恐ろしさから目を背けたまま散財を続けていった。
コメント
1件
第3話読みました!リボ払いの怖さをサユリの視点で描いてて、すごくリアルでゾッとしました…。「超お得じゃん!」って無邪気に飛びつくところ、現実にもいそうな反応で。セラピストさんが慌てて止めようとしてたのに、都合の悪いことだけ濾過しちゃうサユリ、なんかもう見てて辛い。月々4万円に設定して喜んでるけど、これ絶対後から利息で爆発するやつだ…。続きが気になる!